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小松崎茂 昭和の東京 (ちくま文庫)

小松崎茂 昭和の東京 (ちくま文庫)

小松崎茂 昭和の東京 (ちくま文庫)

作家
小松崎茂
根本圭助
出版社
筑摩書房
発売日
2005-09-07
ISBN
9784480420992
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小松崎茂 昭和の東京 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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keroppi

神田古本街の春の古本まつりで発掘。小松崎茂と言えば、少年誌やプラモデルのイラストがまず目に浮かぶが、戦前このように東京各所のスケッチをしていたとは知らなかった。この緻密なスケッチが原点なのだそうだ。様々な街並みが、そこに生きる人々の息遣いを感じせるように描かれている。原画は、平成7年の失火で焼失したそうで実に残念だ。原画を見てみたかったなぁ。

2024/03/23

ホークス

2005年刊。挿絵で有名な小松崎氏は、戦前の東京(東エリア)を多くのスケッチに描いていた。戦災などでかなり失われたと言うが、この画集では故郷としての東京が素朴にかつ美しく表現されている。私は大阪出身だし、東京住まいと言っても多摩なので親近感は薄い。それでも絵から放たれる肌感覚の郷愁に惹かれた。江戸の面影を残す川沿いの家並み、橋や舟の色んな表情が良い。今とは空気の匂いが違っていたのだろう。街の絵も味わい深い。喪われた浅草六区の賑わい、銀座の崇高なモダンさが、画家の憧れそのままに描かれていて素晴らしい。

2021/12/28

北本 亜嵐

「異能の画家」小松崎茂氏が描いた戦前の東京・下町の風景。一連のスケッチには貧しくてもつつましく、安らぎのあった時代が描きこまれている。ところが、戦後の東京は彼の望まない街へと変わっていった…「今は世の中便利になりすぎたネ」晩年、そう呟いたという。昭和の面影をしのぶことが出来る作品集でした。

2015/12/07

moonanddai

小松崎茂と言えば、ヤッパリ少年サンデー、プラモデル…。憧れでした。今回初めてお顔を拝見しましたが、、なるほど精緻なお顔でした。私には直接接した東京ではありませんでしたが、まだその残滓を感じることができる世代かもしれません。確かにあの頃は良かったと言ってもいいかも知れませんが、でもよく考えてみると、みんなそれぞれよき時代を持っているのかも知れません。小松崎さんは戦前昭和であったし、私は昭和50年代の雑然としてしらけた東京が懐かしいです。

2017/06/23

メルセ・ひすい

8-06 赤28 ★5  レトロ・レトロ セピア色の街 ~30年代 戦前の東京 米国の無差別、市街地攻撃(黙とう!)で焼失される以前の情景 甦る 見て見て 作品集 いいねえ・・・・  

2006/12/05

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