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牛乳の作法 (ちくま文庫 み 20-2)

牛乳の作法 (ちくま文庫 み 20-2)

牛乳の作法 (ちくま文庫 み 20-2)

作家
宮沢章夫
出版社
筑摩書房
発売日
2005-12-01
ISBN
9784480421555
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牛乳の作法 (ちくま文庫 み 20-2) / 感想・レビュー

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メタボン

☆☆☆★ 演劇についての評論が多く、いつもの軽やかに飛翔するエッセイは少なめ。軽井沢でのワークショップで牛乳を降る話、お祭りは何時までやってるか問う話、新宿のサウナで中上健次を見た話し、坪内逍遥論などが面白かった。

2019/07/09

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

書評とか、劇評などもあり、今までのエッセイ集とは少し違う感じ。劇評などは難しくて、よくわからなかった。

2016/08/21

あなた

岩松了もそうなのだが宮沢さんも何よりも身体の人だ。演劇とはまず何よりも身体の場。はじめに身体ありき、なのだ。身体は言説によって成立も改変もされるが、舞台の上では演じられる身体によってことばが身体に帰着しつつも裏切っていく(なぜならいま・そこで演じられているから)。小説は身体を組み換えはしても裏切れないように思う。でも、演劇は身体がことばを裏切るし、ひょっとすると演じつつある身体自身も裏切っていくかもしれない。そのような身体の重層化は演劇でしかなしえない。ゴドーのラスト、「さあ、行こう」(動かない)

2010/05/26

ゆに

先輩に「おもしろいから」と言われ読んだエッセイ。どうやら筆者は有名な劇作家であり、芥川賞の候補にもなった小説家でもあるらしい。 こういった人ならではの物の見方、考え方は読んでいて興味が湧いた。タイトルの由来になったであろう牛乳の話はツボでした。

2013/06/28

piyo

「お祭りは何時までやっていますか」の章は最高だった。そして考えさせられた。なんでこんなに面白いのかと。たぶん、著者のなんでも楽しんでやろうという、世界への気持ちの向け方のせいだ。そしてその面白さがどこからくるのかを、それこそ面白がって分析する。著者自身の視点を持って。宮沢氏はすごい人だ。日々は劇的な発見に満ちているんだということ、再び思い出しました。

2008/01/02

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