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オトナも子供も大嫌い (ちくま文庫 む 5-6)

オトナも子供も大嫌い (ちくま文庫 む 5-6)

オトナも子供も大嫌い (ちくま文庫 む 5-6)

作家
群ようこ
出版社
筑摩書房
発売日
2005-12-01
ISBN
9784480421692
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オトナも子供も大嫌い (ちくま文庫 む 5-6) / 感想・レビュー

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Syo

面白いなぁ 懐かしいなぁ

2022/04/08

Aminadab

作家生活17年目にして初めて描いた自分の少女時代(幼稚園から中一まで)。いつも通り快調なテンポでサクサク読めるが、書かれている内容、とくに父親の性格と、母親との間の喧嘩口論は洒落にならないもので、書くにあたっては相当な葛藤があったと思われる。とくに存命の母親への遠慮など。さらに知能の高い子供が普通の公立小学校に入って全然勉強しなくなってしまう過程とか、夏休みの絵日記がもう身を切られるように厭だとか、逆にビートルズの「抱きしめたい」を聞いたときの痺れるような感動とか、読みどころ結構あり。

2020/07/18

ちーさま

ニヒルな女児アケミの幼稚園~中学入学(部活入学まで)を描いた作品。こんな冷めた子、私の幼少の頃は見たことなかったw頭がよかったからって小学校1年生で「私は学校に行く必要はない(キリッ」で本当に行かなくなるなんて面白すぎる~。これ続編ないのかな?どんな女性に成長するのか見たいよー!

2016/04/21

てくてく

自伝的小説なのだろうか。そこそこ気の強いアケミという少女の幼稚園から中学入学あたりまでを描いている。父親の稼ぎなどによって家が普通になったり少し金持ちになったりするところが面白い。また、同級生との会話や親への思いについては、「そうだそうだ」と共感するところしきりだった。「小学時代編」とあるので、続きに手を伸ばすべきか。

2015/02/02

kaze

★★☆ アケミはシニカルな子のように描かれているけれど、家族に対する本音なんてこんなものだよね。おばあちゃんへの容赦のない表現がむしろ清々しい。って、姑を思い浮かべたりしてませんよ。およそ「学校」的なものが嫌いで「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ」と常にやる気がなく、特に毎日コツコツ努力を積み重ねるようなことが全くできなかったアケミが、中学生になって家庭内不和からの逃避で卓球に打ち込むようになったので「おおっ」と思った。この良き変化は続くのか、それとも例のごとく一過性のものなのか。続きが読みたい。

2012/07/26

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