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流浪 (ちくま文庫 か 47-1 金子光晴エッセイ・コレクション)

流浪 (ちくま文庫 か 47-1 金子光晴エッセイ・コレクション)

流浪 (ちくま文庫 か 47-1 金子光晴エッセイ・コレクション)

作家
金子光晴
大庭 萱朗
出版社
筑摩書房
発売日
2006-05-01
ISBN
9784480422019
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流浪 (ちくま文庫 か 47-1 金子光晴エッセイ・コレクション) / 感想・レビュー

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kinkin

『どくろ杯』『ねむれ巴里』他の著作から抜粋してまとめた本。金子が70歳あたりで書いたことを読み終えてから知った。解説の山崎ナオコーラが書いている。アジアやパリ、オランダに森三千代と旅行に行ったときの紀行文だ。金子光晴という詩人のことを知ったのは20歳の頃。とんがっていたつもりで読み、明治生まれのとんがり具合と繊細さにやられたことを思い出した。書かれているのは遠目に見たアジアではなくどろりとしたアジア、きらびやかなパリではなくすえた匂いのするパリだ。氏と同じくらいの年になってもういちど読んでみたいと思った。

2019/02/05

hiratax

10年前に出てあっという間に絶版になったであろう文庫本で、解説は山崎ナオコーラが書いている。アジア放浪はコンテンツの一部、ヨーロッパでも東京でも金子光晴は所在なさげにうろついている。アジアの安宿で読めたのは良い。半年ぶりに訪れたヤワラーのはずれの旅社は、床がリニューアルされ、30バーツずつ値上げされていた。水シャワーは相変わらずであったが、暑気のため、このぬるさがちょうど良い。リニューアルをしたということは、当分この宿は当分は廃業する意思がないと見られ、いつまでここに来られるだろうかと思いをめぐらせる。

2016/05/26

encore

すごくはっきりした人だしはっきりした文章を書くのにどこから書いているかわからないのが魅力。

2014/03/21

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