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異端 (ちくま文庫 か 47-3 金子光晴エッセイ・コレクション)

異端 (ちくま文庫 か 47-3 金子光晴エッセイ・コレクション)

異端 (ちくま文庫 か 47-3 金子光晴エッセイ・コレクション)

作家
金子光晴
出版社
筑摩書房
発売日
2006-07-01
ISBN
9784480422026
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異端 (ちくま文庫 か 47-3 金子光晴エッセイ・コレクション) / 感想・レビュー

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kinkin

「はたらくことについて」というエッセイの冒頭に、人間は働くために生まれてきたのではない。できるだけなまけて安逸を享受するために生きているのだ。と書かれていた。読んでいくとまさに現在の競争社会、格差社会にも同様のことをいっていると思う。祖国愛だとか、同士愛だとかいうあやしげな感動を人間からなんとかなくしてもらえないか。とも書いていて、思うに口先だけの絆やコミニュケーションがそれは特別なことのように世にはびこっている。そんなことを1972年当時に書いていたのだ。この日本人の性癖という章は再読に値す。いずれまた

2018/12/01

hiratax

金子光晴のエッセイコレクションは速攻絶版になったようで、古書価格は高い。最後の一冊はバンコクで読み終えた。全集も手元にあるので読んでいこう。

2017/01/01

encore

彼の方法が今も有効だとは思わないけれどそれでも勇気づけられるところは多々ある。同族嫌悪にとどまらない嫌悪があるということ。書くことでのみ肯定することのできる出自があるということ。たとえば人間という出自を。

2014/07/06

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