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世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫 は 34-1)

世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫 は 34-1)

世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫 は 34-1)

作家
橋爪大三郎
出版社
筑摩書房
発売日
2006-05-10
ISBN
9784480422279
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世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫 は 34-1) / 感想・レビュー

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ntahima

宇宙論における佐藤勝彦氏のような存在か?初学者にも読みやすく要旨も明快。目から鱗がポロポロ。但し300頁にも満たない枚数で世界の宗教を語るという量的制約上、結論のみで推論過程が省略されている為、丸ごと信じるのは危険。興味を持ったら他の専門文献も当たるべし。特定宗教に帰依する者には受け入れ難い記述もあるので要注意。個人的には10年前の刊行開始時に挑戦・挫折したミルチア・エリアーデの「世界宗教史」全8巻に再挑戦したくなったが、まだ慌てる時期でもあるまい。ギボンの「ローマ帝国衰亡史」全10巻と共に老後の楽しみ。

2011/02/27

あちゃくん

最近ハマっている橋爪先生の著作。現在世界を動かしているものの背景にある宗教の存在が知れてよかったし、もっともっと勉強しなきゃという気になりました。現在日本は無宗教の国だと思っている人が多いけど、その底流として仏教や儒教の影響があることをもう少し自覚的にならなきゃなとも思いました。

2013/07/23

佐島楓

疑問に思っていた点がいくつか解決した。思わず膝を打ってしまうような(ユダヤ教やイスラム教の食物規制にはこんな意味があったのか、など)箇所があった。欲を言えば、もう少し用語解説がほしかった。特に仏教の漢字連発は辛い。

2012/01/18

まさにい

近代憲法における自由の観念は、宗教からの自由に端を発することは定説になっている。この本は一度発売当時に読んだことがあるのだが、憲法の自由の概念について、今回講義することになたので、もう一度キリスト教と西欧ヨーロッパの関係を復習すべく読み直してみた。読み直してみて、再発見した部分などもあり、非常に参考になった。今回再発見したのは、ルターの宗教改革と日本の一向一揆の同時代性である。この関係をこれからちょっと考えてみたい。

2019/08/25

シエスタ@多摩

恥ずかしながら、最近までキリスト教とイスラム教が指す「神」が同一であることを知らなかったため読んでみた。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教等の成り立ち、共通点と相違点をある程度分かりやすくまとめてある。ダイジェストだから、宗教草創期の話の流れが分かりにくい面はやむを得ないでしょう。日本と諸外国の宗教観が決定的に違っている点につき、指摘されていて興味深かった。日本人の宗教への関わり方がチープなのは、江戸幕府や明治政府の政策に端を発するものであるという話も面白い。

2011/09/09

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