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贅沢な読書 (ちくま文庫 ふ 37-1)

贅沢な読書 (ちくま文庫 ふ 37-1)

贅沢な読書 (ちくま文庫 ふ 37-1)

作家
福田和也
出版社
筑摩書房
発売日
2006-09-01
ISBN
9784480422613
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贅沢な読書 (ちくま文庫 ふ 37-1) / 感想・レビュー

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佐島楓

古典を学ぶことが、まったく無縁な他者を理解しようとすることにつながる、それこそが教養なのだという記述には納得。でも納得できたのも、私が受験とは無縁になったからなのだろう。

2011/08/11

Hirohito

著者の福田和也氏は、読書が生きていくことと不可分だと言うほどの、ものすごい読書好き。いくつかの珠玉の作品を通し、その味わい方を紹介してくれているが、こんなものを読んでしまうと重厚な小説が読みたくて読みたくてたまらなくなる。

2014/06/04

bluemint

若い作家の軽いミステリーが多く出版されているが、文章が稚拙で読むに耐えないものも多々ある。内容が芳醇で文章も磨かれている、成熟した本を読みたい気持ちが押さえられなくなった。古典や昭和初期までの本を読みたく、参考として本書を選んだ。「金を使ったって本当の贅沢はできない。時間を使い、何よりも精神を大車輪に働かせて、はじめて贅沢な機会を享受することができる」と著者は言うが、記載されているような内外・分野を問わない豊かな読書量と周辺の哲学・知識は私には持ちようがなく、今までの貧弱な読書体験を悔やむばかりである。

2018/02/01

それん君

読書はそのストーリーやそこから得られた想像上の経験が素晴らしいから読書するものだと思っていました。本書にあるような読みながら情景が浮かぶような文章の質感や比喩とかそんなことに着目したことが無かったのでそれを知れてまた読書欲が増しました。 ヘミングウェイは必ず読もうと思います!

2016/12/15

ゆみちぃ

「教養とは、知識とか経験の豊富さを人に誇ったり、何か実用的な目的のために身につけるものではない。」「他者を理解する力をつけるということ。」教養があるとは、深い人間性を示すのだと思った。読書を通じて、他者を理解する力を付けたいです。

2020/03/12

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