友だちは無駄である (ちくま文庫 さ 5-4)
友だちは無駄である (ちくま文庫 さ 5-4) / 感想・レビュー
はじめさん
乱読家の私ですが、百万回生きた猫はおろか、佐野洋子さんはじめて。これは谷川俊太郎さんを聞き手(太陽)に、佐野さん(月)との「友だち」についての対談集。/ タイトルに惹かれての購入。私は友だちは無駄ではないと思うけど、すごく少ないので、たくさんいる人に羨望と妬み感じたりするけど、そもそも人間はみんな違うのだから友だちいならそれはそれで…と30越えると感じる所も。本著では佐野さんが幼少時の仲良くしなさい、から違和感を覚え(早ぇなおい)思春期を迎え現在に至るまでの節々で感じたことを。無駄な時間をともに過ごせる人
2019/02/28
黒澤ペンギン
友だちは無駄で無意味、だから重大。人付き合いに肩肘張ってた自分を緩めてくれた気がする。昔の友人に連絡したくなった。 自分の中では、小説も友だちと同じ部類で、無駄で無意味だから重大である。特に、小川洋子、川上弘美、江國香織なんかは意味とか目的を越えて、自分を支えてくれる感じがする。
2023/05/04
魚京童!
なぜなら、良いと思った時には、ページが捲られているからで。
2015/05/18
無識者
タイトルにつられて買った。会話けし式で自身の少女時代などが書かれている。友達が必要ないことを説くのを期待したのだが違った。彼女からすると、無駄なものは人生に必要なのだという。無駄なことをし、それでより味わい深い人生を手にしていくのだと。(説教臭さは全くないです)
2015/05/13
Camellia
「友だちは無駄である」 古書店で、この大胆なタイトルに惹かれて手に取った。 無駄じゃない。無駄だといわれるのなら、私はその無駄を大切にしたい。いやなところも、だめなところも、わかったうえでの友だちは強い。そういうところをさらけだせる関係が1人でもいるといい。上手くいったりいかなかったりの毎日にさっぱりとした語りが寄り添ってくれる。中高生向けに書かれたものらしいけれど、年齢を問わずおすすめしたい一冊。
2019/02/11
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