趣味は読書。 (ちくま文庫 さ 13-3)
趣味は読書。 (ちくま文庫 さ 13-3) / 感想・レビュー
KAZOO
齋藤美奈子さんの読書感想文ですが、これがすべてベストセラーについてのエッセイということになっています。月間百科に連載されたもので、四十数冊を取り上げています。五木寛之さんの「大河の一滴」から藤原正彦さんの「国家の品格」までかなり面白いくらいに様々な視点から分析(というかおちょくり)していて楽しめます。
2016/01/09
まーくん
忖度なしの美奈子節を期待して読んだ。20年ほど前の本。当時のベストセラーを俎上に上げ批評というか、ほとんどボロクソ。雑誌連載。ベストセラーを読まない人のために代わりに読んで紹介すると言うスタイル。もともと人口の一割に満たない本を読む人を「偏食型」「読書原理主義者」「読書依存症」の少数派と、ベストセラーを支える多数派「善良な読者」に分類。そういえば自分もベストセラーはほとんど読まない。多分「読書依存症」か?素直じゃないから「人生訓」は受け付けない。How to物も読まない。芥川賞、直木賞作品には縁がない。
2022/04/07
takaC
これが書けるだけの斎藤さんのバックボーンがスゴイと思う。
2018/12/13
ずっきん
ベストセラーを「代読」した書評集。既読や、気になる本のところを拾い読み。辛口毒舌といわれてるようだけど、ユーモアがあって痛快。序文の『読書原理主義者』『善良な読者』『依存型』『偏食型』のカテゴライズには、頷きながらも刺さる刺さる(笑)
2020/07/13
GAKU
1997年から2002年10月までの四十数冊のベストセラーを読み継いできた記録。ベストセラーの類をほとんど読まない私には、斎藤さんの辛口批評は痛快で面白かった。これからもベストセラーと呼ばれる本は、殆ど読むことはないだろうな。
2022/05/03
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