エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫 ほ 18-1)
エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫 ほ 18-1) / 感想・レビュー
syota
7篇収録されているが、一番強烈だったのは「アッシャー家の崩壊」。ごつごつした読みづらい文体だが、これが逆に仄暗い雰囲気を醸し出している。こけおどしと言ってしまえばそれまでだが、独創的なプロットと独特の雰囲気はやはり一級品。あれは狂気が見せた幻影だったのか超自然の力だったのか、どちらとも取れる書きぶりが絶妙で、読み手としても曖昧のままの方が余韻が残る。子供に読んで聴かせたら夜トイレに行けなくなりそう。クトゥルフ神話などアメリカのホラー小説群の原点といえる作品だろう。
2015/04/05
瑪瑙(サードニックス)
最近軽い物ばかり読んでいたので、結構読むのに時間がかかってしまった。子供の頃『黒猫』『盗まれた手紙』(子供向きに書かれた物)を読んだのが、 ポーの作品との出会いだった。あの衝撃が忘れられなくて今回この短編集を手にとってみたのだが、オドロオドロしていて私にはちょっとキツかった。唯一『黄金虫』が読みやすかった。
2014/05/11
yuki
仕事が午後からなので図書館に。少し時間があったので「書店主フィクリーものがたり」に出てくる短編「告げ口心臓」を読みました。面白かった!なるほど!って感じです。
2019/06/06
猫子
ポーの誕生日に寄せて。黄金虫の夢を描きつつ、、、
2014/01/19
chaki
初ポー作品。薄い本なのに読み終わるのに苦労した。黄金虫はユニークで暗号に関しては他の本でも読んだ事があるので、やり取りも面白くスムースに読了。その後は重厚な文体というか、表現が難しく判らない漢字の読み方も多くてちょっと憂鬱だった。重く、暗く、様々な死を表現していて沈み込んだ気分。
2018/03/04
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