脳と魂 (ちくま文庫 よ 6-7)
脳と魂 (ちくま文庫 よ 6-7) / 感想・レビュー
姉勤
解剖学者と僧侶の対談集。仏教だけでなく量子論、社会論など多岐にわたる。個人主義を究極に追求しても個人の幸福は認められないのでは無いか。理解するにも脳の老化が必要など。西洋の因果論、東洋の因縁論。人間(生物)が分子機械ではなく、極的には物質に知性や運命論的未来性が備わっているかも。一ページに詳細リンクが10は欲しい代物。お馴染みの身体性と脳化社会に宗教(仏教を純粋に宗教と呼んでいいのか?)のセッション。
2024/01/26
うめ
多角的な視点を得るには、知識と知恵が必要なんですね。情報溢れる今だからこそ、知恵って大切。
2013/01/03
go
第4章からいきなり難しくなった。玄侑さんも科学の知識が豊富で、自分には良く分からなかった。この本で印象に残った部分を思い出そうとしたが、全く思い出せなかった。残念ながら。でも読んでる間は楽しかったので良しとしよう。
2019/04/01
まわる
グノーシス主義云々のくだりから、読むペースが落ちた。世間での意味と禅での意味には違いがあって、やっぱりそれはきちんとわけなければならないなと思いつつ禅って何?っていう体たらく。勉強が必要ですな…。
2014/01/06
びゅばっち
養老さんがよく言うセリフで、「仕事ってのはテメェのためにあるんじゃねぇよ、世の中のためにあるんだよ」というのが好き。意識高い系というカテゴリーに対してのアンチテーゼ。やり甲斐だのなんだの言ってる場合じゃねえよ、というのがほんと、救われる。ということはまだまだ私が自分のことを動物ではなく人間様だと驕っている証拠だな、とも気付かされる。変化それ自体を肯定的に捉え直せる一冊。諸行無常。手放すこと。ある意味断捨離本。
2023/01/14
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