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人生の教科書情報編集力をつける国語 (ちくま文庫 ふ 29-8)

人生の教科書情報編集力をつける国語 (ちくま文庫 ふ 29-8)

人生の教科書情報編集力をつける国語 (ちくま文庫 ふ 29-8)

作家
藤原和博
出版社
筑摩書房
発売日
2007-10-01
ISBN
9784480423719
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人生の教科書情報編集力をつける国語 (ちくま文庫 ふ 29-8) / 感想・レビュー

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katsubek

ともかくも、話題がぎっしり詰まっていて、いろんな楽しみ方ができた。これで1年間、じっくり勉強ができるというほど、ホントにとても考えを深めることができる。下鴨神社の古本市で偶然見つけたのだが、いや~、儲けものだった。橋本治氏の古典についての話はまことに出色である。是非ともどこかで読んでほしいと思う本です。

2022/11/10

aur0ra

誰だって自分の言葉で語りたい。愛情や怒りや悲しみを、なんとなくこんなものと、借りてきた言葉で割り切ってしまうことはすごく寂しい。安易な言葉遣いは、自分自身の存在を小さくしてしまう。大人になればなるほど、獲得した言葉は増えていく。でも、ほとんどが世界と自分を豊かにするためでなく、逆に簡素化してしまっている。どうせ、こんなものだろうと。こうやって割り切ってしまうことを世間では「大人になる」というのだろうか。そんな「大人になりきれない」大人たちが記した教科書。頭の固くなってしまった大人が読むべき。

2010/09/02

nako*beary

重松清さんの作品を使いながら、情報編集力をつけるための国語の授業をどう展開させていくか、を書いた本。二項対立プラスワンで考えをひろげていく、という指摘が、一番ぐっときた。他のアイディアも使えそうです。

2012/08/31

coppe

「ワープロ」で「1000字書評」を書く特別講座では、 とりあえず文章を書きだして後から構成を変更したり重複を省くといった文章表現を洗練させるプロセスが、具体例で示されていてわかりやすかった。

2010/01/30

null

丁度言葉に濃度があったら私の言葉は薄いかもしれないと悩んでいた。同じ言葉でも毎日言われるのと一度だけ言われるのでは違う。単純に同じものを受け続けて鈍化しただけなのだけれど。言葉にすればするほど相手に伝わらなくなるのなら、気持ちを言語化し続けている私の言葉はいつか透明になって伝わらなくなるのだと怖かった。言語化は必要なことと、図らずもこの本に教えてもらえて少しだけ安心した。

2013/02/01

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