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挑発する知: 愛国とナショナリズムを問う (ちくま文庫 み 18-4)

挑発する知: 愛国とナショナリズムを問う (ちくま文庫 み 18-4)

挑発する知: 愛国とナショナリズムを問う (ちくま文庫 み 18-4)

作家
姜尚中
宮台真司
出版社
筑摩書房
発売日
2007-11-01
ISBN
9784480423870
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挑発する知: 愛国とナショナリズムを問う (ちくま文庫 み 18-4) / 感想・レビュー

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ぽんくまそ

2003年と2007年の時事対談だから、隔世の感がある。近現代の欧米や日本の思想家達と取っ組み合っているさまが伺えるが、2024年の今みて、彼らが机上の空論を弄んでいぢけなのか、何かしら有効だったのか、さっぱりわからない。政治家も大衆も経営者も、こんな難しいことは何も考えずに、好きにやっているよ。でもこれを入り口に、少し勉強してみようかな。丸山眞男を読むとか。

2024/07/23

sabosashi

十年以上も前の対談なのにいま現在においても(つまり北東アジアの危機のとき)かなりリアルな話の展開を試みていることに驚く。基本的にはたいして変わっていないということだろうか。しかしながらわたし個人としては、かつての北方脅威論、つまり北海道に旧ソ連が攻めてくるという、いまから考えるとただただ荒唐無稽な話も、ちょっと時間をずらすだけで呆れた話になりさがる。ことほどさように、時代をさぐるのはむずかしい。宮台はたしかに頭がきれるが、社会システム論という上から見下ろすディシプリンに拠っているので、あまり信用したくない

2017/04/29

くらひで

姜尚中と宮台真司という二人の論客の対談集。政治思想・政治学と社会システム理論という微妙に異なる専門分野で、メスメディアでも登場する二人だけあって、専門知識と大衆との間の媒介役「ミドルマン」としての役割を実践している。右翼・左翼、ネオコン・ネオリベ、護憲・改憲など、一見ねじれてわかりづらい昨今の政治思想もマトリックスを使いながら分析。政治家・知識人・大衆・メディアとも現代日本の体たらくさは、10年以上も前に議論された本書の危機感を昇華したのか疑問としか言い様がない。

2015/07/03

ペールエール

タイトルがズルい笑 まぁでも内容も面白かった。 現代思想や社会学的な観点と絡めて、政治、外交、国の在り方等について言及していく。 ネオコンとか、ネオリベとか、きわどく微妙な表現が多かったので定義ミスするとややこしくなりそう。 そもそも保守とは・・・。そんな根本的な思想関連問題を考えさせてくれる1冊でした。

2013/02/26

yori

★★★★☆ 社会学者二人の対談だけあって、結構難しかったぞ。。そもそも言葉の意味が分からないというのも多々あった。が、最近一般向けに噛み砕き過ぎている本も多いと思うので、一般人のレベルを上げるという意味でも、この位のレベルの対談内容が良いかもしれない。10年前位に書かれたものだけど、選挙を控えた今、かなり読む価値があった。愛国と、ナショナリズム。極右の人達がまた出てきたので考える必要がある。そういう人達が支持される時代はどういう事が原因になっているのか?客観的に知る必要があると思う。

2012/12/11

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