戦後SFマンガ史 (ちくま文庫 よ 19-2)
戦後SFマンガ史 (ちくま文庫 よ 19-2) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
ようやく読了。1980年の原著であるが、「戦後」のSFマンガ史として区切りをつけた1冊。大多数の作品が「SFマンガ」というカテゴリーに含まれてしまうと、結局はマンガ自体についての記述となるしかない。対立する(?)はずの「ギャグマンガ」ですら、部分的に重なり合うほど包括的な枠だと思う。手塚治虫に始まっても、吾妻ひでおに終わるところが、いかにもという感じ。
2018/07/30
いちはじめ
元版は1980年に書かれた。ちょうど日本のSFやマンガが大きく変わろうとする頃合いで終わっているのが惜しまれる。とはいえ、大変な労作であることには間違いない。
2008/08/17
午睡
絵柄も断片的にストーリーも覚えているのに、その漫画家と作品名がどうしても思いだせない。SFの「盗まれた町」を彷彿とさせるストーリーで、御厨さと美なみの画力なのに、と長年気になっていたのだが、これならと思って本書を読みはじめた。結果、379ページに登場する平野仁という名前が正解だった。ついに再会!さっそくAmazon unlimitedで「少年の町ZF」を一気に全9巻を読む。ハッと思い出すコマ多く、なぜこれほどの漫画家と作品を忘れていたのだろうと思う。原作の小池一夫、今更ながらだが端倪すべからざる才能!
2019/12/08
山田太郎
資料としてはすごいかもしれんが、読み物としてはあんまり面白くない。
2008/10/18
いか
吾妻ひでおはSF的素質があるのだが、手塚的な丸い「少年マンガ」スタイルなのでコメディ、ギャグということになっているという指摘は面白い。今、手塚的な丸いキャラクターで壮大な物語を語ることが、再び可能になりつつあるように思う。
2019/05/25
感想・レビューをもっと見る