源氏物語 (第1巻) (ちくま文庫 お 39-4)
源氏物語 (第1巻) (ちくま文庫 お 39-4) / 感想・レビュー
ゆか
光源氏の物語はマンガや映画で見たことはあるけど、文章を読むのは初めて。当然原文は読めないので、訳本で。思っていたより読みやすい。それにしてもこの時代は男性も女性も見た目が全てなんですね~。主人公の源氏は1人の人を心の底で思いながら、あちらこちらで見境なく女性と関わっていくお話です。ずーーっとそんな話ばっかりなんですが、昔話だからなのか、そこまで退屈はしませんでした。( ^-^)今も昔も女性の嫉妬は怖いですね。。。
2018/01/18
赤い熊熊
大胆な現代語訳とはいえ、「ナビ」なしでは分かりませぬ。本文と並行して解説があるのは有難い。
2018/04/27
アルピニア
賛否、あるいは好き嫌いが分かれる源氏物語だと思う。私は「賛」。これなら全巻読破できると思う。正直言って「否、嫌い」な人の気持ちもわかる。品のない表現が多々出てくるのだ。しかし、私は大塚さんの「源氏物語に目を向けて欲しい。そのためには、格調など二の次。」という意気込みをひしひしと感じた。私もしっかりと彼女のフィールドに引き込まれてしまった。この中では、「葵」「賢木」の巻が良かった。六条御息所の苦悩が哀れ。藤壺の「わが子第一」の行動が見事。次はいよいよ源氏不遇の時代。どのような大塚語りが待っているのか楽しみ。
2016/02/11
あいくん
☆☆☆☆桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫、末摘花、紅葉賀、花の宴、葵、賢木※ 光源氏と葵の上、藤壺、空蝉、軒端荻、六条御息所、夕顔、紫の上、末摘花、源典侍、朧月夜の十人の女性が登場します。 源氏物語の現代誤訳は、林望さん、瀬戸内寂聴さんのものを読みました。林真理子さん、田辺聖子さんのものも読みました。 大塚ひかりさんのものは全6冊ですが、字が小さく解説が多いので、ボリュームがあります。 大塚ひかりさんの『カラダで感じる源氏物語』なども読んでいましたので、わかりやすく読みやすいです。
2016/07/24
かもめ通信
「ミカド」をはじめ「バカ」「プライド」「ストレス」「レベル」「マヌケ」等々、とにかくカタカナが多いことにまず驚かされた。その文体からは雅は感じ取れそうにない。 セールスポイントは、“ひかりナビ”という解説が所々に挿入されていることのようだが、段落と段落の間に、フォントを変えた小さな文字でぎっしり、時代考証、登場人物説明、登場人物の言動に関する説明など、時には本文よりもずっと長い文章が並ぶ。 その細かい字を読むのが辛いだけでなく、本文の流れがいちいち途切れてしまうのがなんとも読みづらいと私には感じられた。
2014/05/04
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