接客セブンティーズ (ちくま文庫 し 33-4 清水義範パスティーシュ100 4の巻)
接客セブンティーズ (ちくま文庫 し 33-4 清水義範パスティーシュ100 4の巻) / 感想・レビュー
ふう
時代を感じる話が多いが、当時であればまさに”いまいま”な事柄をデフォルメして笑いに変えており、古臭さも感じつつの面白みが増してる感じ。「蕎麦ときしめん」「動物ワンダーランド」「秘湯中の秘湯」がお気に入り。「秘密倶楽部」や「時代食堂」や「大騒ぎの日」は世にも奇妙なで描けそう。それにしてもどの話もきちんと遊んでるよなー
2017/09/28
kthk arm
2023年74冊目。先生自ら選んだ100篇のパスティーシュ集全6巻の4巻目。久しぶりに読んだけど、相変わらず面白い! 代表作の「蕎麦ときしめん」、動物テレビ番組のパロディ「動物ワンダーランド」、高齢化社会を皮肉った「接客セブンティーズ」、ヒトが行列に並ぶ理由を追求する「マツノギョウレツケムシ」とユーモア短編を多数収録。
2023/07/19
青
以前も思ったけど「蕎麦ときしめん」の名古屋人論は面白い。微妙に事実と誤解が入り混じっているあたりがいい。表題作も、ばかばかしいのだけど妙に笑えた。どの作品も頭をリラックスさせながら読めて、旅行先に持っていって車内で読むにもいいかも。
2009/07/14
siomin
清水義範のアンソロジー。あとがきに書いてあったけど,テレビの企画にありそうな短編小説が多数。蕎麦ときしめんとか秘湯中の秘湯,時代食堂などは過去に読んだから懐かしいなあと思ったり,初めてのものもあったり。1990年前後の作品が多く,バブルだったりニュースステーションのパロディは私でギリギリわかるけど,私以下の世代だと面白さは通じなさそうで,それはもったいない。戦争にかかわる作品がいくつかあるのは,書かれた時代では従軍世代がまだ元気だったんだなと思われます。
2022/07/25
Mits
ニュース番組の地方紀行に仕立てられた「奥の細道」と、大化の改新がワイドショーやニュースで放送される「大騒ぎの日」が秀逸だった。
2009/05/17
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