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〈雅子さま〉はあなたと一緒に泣いている (ちくま文庫 か 22-6)

〈雅子さま〉はあなたと一緒に泣いている (ちくま文庫 か 22-6)

〈雅子さま〉はあなたと一緒に泣いている (ちくま文庫 か 22-6)

作家
香山リカ
出版社
筑摩書房
発売日
2009-05-11
ISBN
9784480426062
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〈雅子さま〉はあなたと一緒に泣いている (ちくま文庫 か 22-6) / 感想・レビュー

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noémi

雅子さまを代表とする現代女性の心理的葛藤。努力すればその努力は報いられると信じて頑張って来た女性が、その「努力」とは別な方面であれこれいわれたらそれは大変なプレッシャーだろうな。私も長男のヨメなのであの秋篠宮夫妻と皇太子夫妻の葛藤みたいなものはじんわりわかる。皇太子も雅子さまもたぶん悔しい思いをしているだろうなぁと御同情することしきりである。でも雅子様には、幸せになってもらいたい。あんなにすばらしい女性なのだから。

2011/02/05

すずめ

エリートとして活躍してきた〈雅子さま〉は、女性であるがゆえのさまざまな運命を背負い、生きていくことになった。〈雅子さま〉の心の葛藤は、香山氏のメッセージのとおり、皇室の問題としてだけではなく一般社会の問題としても考えるべき点が多い。

Hiroko Suzuki

子供を産むこと、それも男の子を産むことが最大の仕事となる婚家にとついだ一人のキャリア女性。自分のアイデンティティとの戦いに疲れていく姿に多くの女性が共感するだろう。

2013/02/10

村上直樹

『リカちゃんコンプレックス』『自転車旅行主義』が意外に面白かったので、最近のものを読んでみた。これらの本を出していた頃はそう悪くもないのでは、と思っていた。少なくとも、堅い本を読んだ「お勉強」の成果を散りばめようという努力がみえる。『自転車』巻末の「参考文献」(!)リストを眺めて、私は、これを全部読んだのか、やはり受験秀才だから頭はいいなと感心していた。

2012/02/06

penguin

図書館。『本の本』経由。スキャンダラスな内容でなく、皇太子妃雅子さまに代表される<父の娘>若しくは、男女雇用機会均等法以降の女性達の葛藤と現状を分析してる良書。 <雅子さま>という象徴的存在をメインに分析してるが故に非常に解りやすいものになってる気がします。象徴天皇制を見事に体現してる今の皇室に嫁いだ結果、現代女性が抱える全問題の象徴となったのはある種の皮肉なような気もしたりしなくもないです。 <雅子さま>が抱える葛藤は、大なり小なり「私」達が持ってるもの。ただ、特殊な環境下にあるが故に「解放」されない辛

2012/01/21

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