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アメーバのように。私の本棚 (ちくま文庫 な 19-2)

アメーバのように。私の本棚 (ちくま文庫 な 19-2)

アメーバのように。私の本棚 (ちくま文庫 な 19-2)

作家
中野翠
出版社
筑摩書房
発売日
2010-03-12
ISBN
9784480426901
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アメーバのように。私の本棚 (ちくま文庫 な 19-2) / 感想・レビュー

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阿部義彦

古書市にて、これは初めて見かけました。コラムニストの中野翠さんのベスト・オブ書評とうたってます。森茉莉さんのインタビュー記事や、落語の話など何となく過去に読んだような話もありましたが、あとから気がついたら、文庫オリジナルとして、ここ20年に書かれた、書評や本にまつわる事などを、幅広く掬いあつめた、ちくま独自の編集とか。それで過去に読んだ『ふとどき文学館』等からが記憶に残ってて、あれー?と思ったのかと。でも、忘れっぽいので再読でも気にしないし、それ以外の初読み書評も満載、お得感に溢れた読書でした。流石筑摩。

2024/04/06

わんにゃん

最後不意打ちでタイトルについて言及されて笑ってしまった。中野翠さんの本を読むと無性に尾崎翠の作品が読みたくなる。★★★☆☆

2020/03/07

著者の書評でも人物評でも映画評でも、とにかく“好悪の感覚”に信頼を置いている。単なる好き嫌いと笑うなかれ、この匿名放言社会で我が名を明らかにして好悪を公にするのは生半可な覚悟ではし得ないことだ。樋口一葉、森茉莉、武田百合子の贔屓として快哉を上げ、古川ロッパや深沢七郎は読んでみようと思い、日記こそ我が国が誇る文学の系譜ではないかとの意見に頷かされる(「二十歳の原点」、高校時代に背伸びして読んだなあ)。2000年を挟んで書かれた原稿を厳選した文庫オリジナル版とのこと。“読み重り”のする一冊である。

2011/08/04

のんき

「これは残したい」と思ったものを中心に選んだ(おそらく自選の)書評集。読んだことのある本についての評を読むと、どうもこの人が面白がるところが私にも当てはまっているみたいで怖いような嬉しいような複雑な気分。それはそれとして、冒頭の「私の本棚」を読んだら無性に自分の本棚の整理をしたくなった。読みたくなる本が出てくる書評は沢山あるけれど、まず整理をしたくなる書評なんて初めてだ。

2010/04/12

Yuka Muta

十年以上前に中野翠さんを読み漁り、森茉莉さんはアタリだったけど、この本では武田百合子さんだけがアンテナにひっかかった。もうとっくに還暦迎えられてて驚いた~。

2011/12/02

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