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生きさせろ!難民化する若者たち (ちくま文庫 あ 41-2)

生きさせろ!難民化する若者たち (ちくま文庫 あ 41-2)

生きさせろ!難民化する若者たち (ちくま文庫 あ 41-2)

作家
雨宮処凛
出版社
筑摩書房
発売日
2010-11-12
ISBN
9784480427670
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生きさせろ!難民化する若者たち (ちくま文庫 あ 41-2) / 感想・レビュー

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Miyako Hongo

読みたかった本。たしかクロ現の派遣問題の回にゴスロリ服のままゲストで出てて、正規雇用を増やせと言う政治家の隣で「今中国のコールセンターで月3万円とかで働かされてる日本の若者を法規制でなんとかしてほしい」と言ってスタジオを凍らせていた。理想論語ってられるほど悠長な時はない、現実はここまで進んでる、って事を突きつけてくる。当事者としての現場主義の書き手。 □長いこと派遣で仕事してたから、そうやって働く人たちの状況は判る。自分の給料のが派遣先の出す金額の1/3だって知ってびびった事もあったし。うん、怒っていい。

2014/08/03

はち

あなたはプレカリアートと言う言葉を知っているだろうか?無理に意訳すれば、不安定な労働者。最近めっきり忘れられた感のある若者の貧困問題だが、やはりみんな生きにくいのだ。あまりにも希望はなく、セーフティネットすらないのなら、もう革命しかない。俺も小さいかもしれないけれど、声を出すよ。

2011/01/04

minami18th

事実の重さに読んでて苦しくなる。読んでおいて損はない一冊だが、読書の楽しみは味わえない。この本の登場人物にいつ自分がなってもおかしくない今の日本。若者も我々も生きて働いて希望と張り合いのある国になってほしい。衆生所遊楽。楽しむために生まれてきたのだ。苦しみばかりの人生なんて、情けないではないか。

2012/03/05

くろほ

なんだかんだ雨宮処凛の本は3冊目。企業に使い捨てられる派遣社員やフリーター、過労死に追いやられる正社員、急増する若年ホームレス。なぜ「生きる」ことがこんなにも大変なのか?現代を蝕む貧困問題を、フリーターでもあった著者が熱心な取材をもとに考える。内容は面白いし肯けるところもあるが、もしこの問題が解決してしまったら雨宮処凛さんが生きる理由がなくなってしまいそうで心配になる…

2014/01/06

Megumi Odajima

近来まれにみる切なくなる本。若年貧困率に、学生のバイトも含めているという反論本を読んだことがある。しかし、数の過多とは別に貧困の再生という問題は間違いなくある。3世代同居で弱者を救済してきたシステムが崩れたのが原因か。例えば好きでフリーターになったとしても、その後違う生き方を選べないというのは恐ろし過ぎる・・・。我が子が過労死なんてことにならないよう「自己責任」という逃げ道を断つような言葉はかけてはならないと思った。少し残念なのは、企業側を糾弾する言葉が強すぎること。浸透していくような活動をお願いしたい

2014/09/12

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