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女子の古本屋 (ちくま文庫 お 34-5)

女子の古本屋 (ちくま文庫 お 34-5)

女子の古本屋 (ちくま文庫 お 34-5)

作家
岡崎武志
出版社
筑摩書房
発売日
2011-06-10
ISBN
9784480428370
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女子の古本屋 (ちくま文庫 お 34-5) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

異論もあるだろうが、古書店は女性に向いた仕事、というのが著者の考え。男性の経営者には思いもよらない経営があるものだ、と、読んでみてつくづく感じた。ただし、お金儲けを第一に考えて開店した人はここにはいない。人生を古本と生きるような感覚であることに、潔ささえ感じる。さて最大の驚きは、あの英語の西尾孝先生のお嬢さんも、ここに紹介された店主のひとりであること。世の中はおもしろいものですね。景気が悪い、この21世紀。決して儲かっているわけではないが、今もがんばって店を開いている全国の古本屋さんに敬意を表したい。

2015/07/01

あつひめ

女子だから思い描ける商売の方法とかありますよね。古本と言うとどうも昔のイメージがあってむさくるしい偏屈そうなおじさんが埃だらけのお店でこだわりの本を売っている…っていう印象が拭いきれない部分があるけど、もうそんなの古いのかもしれないですね。カフェや雑貨屋さんのような古本屋さん。入るまでわからない謎のお店も隠れ家風で面白い。そんな古本屋さんに足を運んでみたくなる。古本業界も男社会から変化しているんだなぁ~と感じた。

2012/02/20

ばんだねいっぺい

 行ってみたいと心から思った。近場だと「火星の庭」か。それにしても、センス命もあれば、マイペースな空間もあり、多様性に富んでてうれしい。 旦那さんの意志を継いでには、グッときた。

2019/09/06

akira

まちライブラリー森ノ宮本。ミサさんおすすめ本。 読んでいて楽しい一冊だった。家に本が溢れたためにやめた古本屋通いが復活する中、やはりその良さに惚れ惚れする。「女子の」と銘打ってはいるものの、本質的に古本屋好きにはたまらない内容。@ワンダーや日之出書房が出てきたのは嬉しかった。 欲しくなる本なのかどうか。やはり手間を掛け愛情を受けた本は古本でもちがう。一色文庫もそうだった。 「いささか手間をかけすぎとも思えたが、一冊一冊をていねいに扱うことこそ、郊外で専門店をやるための生命線だと、話を聞いてわかった」

2020/07/19

みっこ

古本市の予習用。ちくま文庫で一見硬そうですが、面白くてどんどん読めました。男社会のイメージが強い古本屋。その中で女性の店主にスポットライトを当て、丁寧に取材した内容が詰まっています。女性たちが古本屋開業までに辿ってきた道が、本当に多岐に渡っていて面白い。一人一本ドラマにできそう(笑)一つの選択がその後どこにつながるかなんて、誰にもわからない。文中にある『選んだ道をどう歩いたかで、ひとの人生はまったく違った様相を見せる』という言葉が心にしみました。行ってみたいお店が増えたので、少しずつ巡ってみたいです。

2014/10/04

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