熊野でプルーストを読む (ちくま文庫 つ 17-1)
熊野でプルーストを読む (ちくま文庫 つ 17-1) / 感想・レビュー
メタボン
☆☆☆☆ 熊野出身で高校時代は大阪で過ごした作家だけに、関西の話題が多い。上海についても魅力的な叙述。小説だけではなくエッセイの文章も素晴らしい。
2022/08/29
i-miya
2011.09.24 (本文) Ⅰ.私の「解説」。 ◎萬葉三感-私の愛する萬葉集。 1. 今年(2005)04-11末、『花はさくら木』を書いた。1761(宝暦11)の京都、大坂、淀川舞台。魅力的舞台。人間。淀川は、(1)紀貫之、(2)上田秋成、(3)谷崎潤一郎が書いている。
2011/09/24
安南
本についてのエッセイ。作者の小説を読み解くヒントにと、手に取りました。どの頁もまるで先回りされているようにこちらの気持ちにピタリと嵌るので、ときめいてしまいました。特に川(海、河、水)に関しての作者の思い入れには好奇心が掻き立てられて、著者の作品のあれもこれもが読みたくなってしまいます。「サウダーデのまなざし 清方讃」「黒髪遍歴」「一葉、柳浪、鏡花、荷風の隅田川」等々興味深いテーマの数々。
2013/05/20
おおた
だまされた! てっきりプルーストを中心とした文学エッセイだと思ったら、プルースト1回しか出てこない……。同時に鈴木先生の『プルーストを読む』を買ったので、落差が激しい。そのためあまりフェアに読めなかった。桜庭一樹を激賞してるのには驚いたけど、まず自分がある読み方なので個人的にはちょっと合わないかな…。それが文学なのでしょうけど。
2020/12/10
しんこい
作者の小説もあまり読んでいませんが、ジャスミン、花はさくらぎ、色々読みたくなるし、チェーホフ、ブーニン、黒髪等々言及された作品も読みたくなりましたが、いつまで効果続くかな。上海、熊野、取り上げられた場所にも行きたくなります。
2016/06/04
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