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哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫 い 74-1)

哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫 い 74-1)

哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫 い 74-1)

作家
伊丹十三
岸田秀
出版社
筑摩書房
発売日
2011-11-09
ISBN
9784480428899
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哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫 い 74-1) / 感想・レビュー

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巣々木

「ものぐさ精神分析」に続いて。「ものぐさ」に感銘を受けた直後だけに、伊丹十三のつっこみはややしつこいようにも感じたが、ただ岸田説に相づちを打つだけでなく、その曖昧な部分を既存の説と比較して問い直すことで、より具体的に岸田説に迫るところはさすがだとおもった。ラストの「所詮幻想なのだから、そんなにむきになるなってことです。」というくだりに、岸田のものぐさを感じたが、日本人には肛門期がないために幼稚に見える、逆に西洋人は日本人から見たら大人気ないなど、日本人向けの精神分析としてかなり面白かった。

2016/10/24

やまねっと

話している内容の三割も理解できなかった。ひょっとしたらもっと理解できていないかもしれない。 心理学の基礎を抑えているからツーカーで話しが通じているという感じがしたので、よく理解できぬまま読み進めたけど。本の構成もダメだった。索引が最後にあるからいちいち見返さないといけないのが、めんどくさいだからわからない単語もわからないまま読み進めたから、理解できないことの悪循環だった。 一般の人は読まなくも良い本だと思いました。

2019/07/03

pixymama

すべてが幻想。そうかもしれない。人生を折り返してしまって、気楽に生きたい。

2012/03/16

kiki

自己精神分析に興味がある。いま求めている解決策を、ここに見つけた気がする。加えて、伊丹十三の知的レベルの高さ、好奇心の守備範囲の広さに舌を巻く。

2020/03/12

編集兼発行人

人間の精神を巡る対談形式の問答。生徒役の博識な異能による根源的かつ確信的な問いかけに講師役の識者がたじろぎつつも正面から受け止めて見解を絞り出すと更に輪をかけて多種多様な質疑応答が濃密に展開されるという構成。各々の単純な知的好奇心のみに収まらず人生における核心から精神分析の領域における概念を経て発せられる迫真の言葉達が頗る刺激的。自分と他者とが如何様な成り立ちの下に相互の関係を築いている(若しくは築けない)のか枠組を鷲掴みにできる最適な質量で汎用性が高い。豪華な二者による魅力的な解説も包含され贅沢な一冊。

2013/12/10

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