「羊の歌」余聞 (ちくま文庫 か 51-3)
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「羊の歌」余聞 (ちくま文庫 か 51-3) / 感想・レビュー
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2013.12.05(12/05)(つづき)加藤周一著。 12/03 (p040) ニューヘヴンは、1970年代半ば、その5年ほどの間に欧米のどこでもまた、日本でも、学生は完全に入れ替わり、彼らの大多数は体制(システム)の批判、否定から体制内部でそれぞれの役割を探す態度にかわっていた。 現に20年でベルリン自由大学で一学期の講義をしたとき、全く変わっていた。 私が生まれたのは1919年。 友人を訪ねる旅。
2013/12/05
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2013.08.26(つづき)加藤周一著。 2013.08.26 ダーレンの研究所-昼間。 学生たちの英雄は、毛沢東、チェ・ゲバラ、ホー・チ・ミン。 彼らの会話の中の引用、マクルーゼ、ベンヤミン、アドルノであり、古くは、遡って、ローザ・ルクセンブルク。 マルクス=エンゲルスからの引用はほとんどない。
2013/08/26
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2013.08.12(つづき)加藤周一著、鷲巣力編。 2013.08.11 「私の一身のいくらか現代日本人の平均に近い」 しかし、これは半面で、片方の半面は、加藤は天下の大勢に従わず、流行を追わず、奢侈を好まず、権力に近寄らず、権力者を権力者ゆえに敬わず、組織に属さず、孤立を恐れず、腕力に頼らず、愚痴をこぼさず、大口をたたかず、声高に叫ばず、女性を軽んぜず、弱者をさげすまず、不合理を尊ばず、自ら確認できたことしか信じなかった。
2013/08/12
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2013.08.07(初読)加藤周一著、鷲巣力編。 2013.08.06 (カバー) 加藤周一半生記『羊の歌』は『日本文学序説』と並ぶ代表作。 それは、祖父の話から始まり、加藤40歳までの1960で終わる。 本書は『羊の歌』に連なる著作、対論、を収める。 90年近い人生、何を考え、何を伝えようとしたか。 (編集者解説=『二枚腰の思想と行動』) ◎『羊の歌』執筆の理由。
2013/08/07
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2013.08.25(つづき)加藤周一著。 2013.08.23 ドプチェク-人気は高かった。 自由化は長い間待たれていた。 毛沢東に農民の支持がなければ49年の中国革命の成就はなかったであろう。 プラハの町の人々の悲観主義に反して、プラハの知識人たちはまことに楽観的であった。 その心配は全くない、ソ連は全く介入してこないであろう。 彼等は、どうしても希望を持つ必要があった。 希望は伝染する。 ザルツブルク音楽祭、私がソ連の介入を知ったのはその日、宿の主人からであった。
2013/08/25
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