ひきこもりはなぜ「治る」のか?: 精神分析的アプロ-チ (ちくま文庫 さ 29-4)
ひきこもりはなぜ「治る」のか?: 精神分析的アプロ-チ (ちくま文庫 さ 29-4) / 感想・レビュー
あつひめ
校正一校完了。改めて読みたいと思った。ひきこもる子供や兄弟に対する接し方とか考え方は、ひきこもりに限らず、子育ての中でも応用できる内容で、相手が心を開けるような環境作りが大事な気がした。相手に媚びるのではなく、相手の思いに耳をちゃんと傾け、一度関わったら、簡単に手を離すことなく心を通わせること。自分に自信が持てれば少しずつ心は太くなっていく。自信を持つ手助けを心がけながら、また、周りも巻き込みながら支えていくことで、ゆっくりでも歩む気になるかな?
2016/06/17
パフちゃん@かのん変更
奇妙なタイトルは「必ずしも病気とは言えないひきこもりを治療するとはどういうことか」という問いかけでもあり、またひきこもりは治療によって「治る」こともある。ならばその過程は精神分析的にどう理解することが出来るのか。ということ。不登校は「子どもが元気になるか」が問題。休み続けるのがいい場合もあるし、転校やフリースクールに通うのがいい場合もある。そして再登校で元気になる場合もある。マニュアルではなくその子によって違う。ひきこもりとは家族以外の対人関係が無いものをいう。2,3,4章の理論は私には?
2014/05/12
さおり
途中、あーこれ大学の時に勉強した外国人、、、って感じの難しい理論が出てきたりして、そこにやたら時間かかったりしつつ、なんだかんだと考えながら読了。最近は、園への行き渋りの相談を受けることも多くて、どうやってサポートしていくか迷うことも多いので、とても参考になりました。特に「治療における心構え」をはじめとする第6章はなるほどと思うことが多かった。よく考えて自分のものにしていきたい考え方もあったし、明日から早速役に立ちそうな考え方もあって、なんだかお得な一冊でした。
2019/06/20
KAKAPO
>人は誰しも、生きていくうえで「自己愛」を必要とします…「自分は自分である」という当たり前の感覚、これが自己愛です。行動や考えの出発点に「自分」があること、これも自己愛です…他者への愛情も、思いやりも、犠牲的精神も、その出発点はすべて自己愛です……。最近わかったことですが、私は結構ひとみしりです。好きな人と嫌いな人とのギャップが激しいのです。好きな人は、自分の自己愛を満たしてくれる人です。自信を与え、プライドを支えてくれる人です。嫌いな人は、根拠を感じない自信を持ち、プライドのために人を利用する人です。
2019/01/19
魚京童!
欲望は他人の欲望である。
2014/07/17
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