いつも食べたい! (ちくま文庫 は 37-3)
いつも食べたい! (ちくま文庫 は 37-3) / 感想・レビュー
シュラフ
「食いしん坊で、ある程度小太りくらいの感じで歳を重ねていった人は、むしろ健全であって、その自然に逆らって食欲を抑制することに過度の努力をすると、それは生きて行く気力をも減衰させていくのだろう」。食いしん坊を自負する著者はこう言うが、あまり食わないほうがいい。腹の出ている男はみっともない。体重を気にしつつ、美味しいものを適度に食べたい。グルメ本ではないのが好印象。美味しい塩を、冷めかけたご飯に少量ふりかけての味わいなどが書かれているが、こういう味わいが楽しめるというのも空腹ゆえである。食うために運動しよう。
2018/05/19
さくちゃん
文章が美しくて品のある食べ物エッセイ。生まれたときから食いしん坊という著者の食に対する思い入れや懐かしい食風景などを感じることができてしみじみと面白かったです。
2017/06/20
みろ
特別高価な食材ではない、普段の料理についての話題が多いエッセイ。林先生のすごいところは、自分で手の込んだ料理をこなしてしまうところ。肝油や魚肉ソーセージなどの懐かしい昭和な食材の話もうれしいところ。
2013/03/03
relaxopenenjoy
下戸で、絶対「味」感を持ってて、料理の腕もある、学者先生の食エッセイ。 イギリスはおいしい、を登録済み。メモ スコン、クロッテッド・クリーム、 クリスピー・アロマティック・ダック、 独活(うど)。
2024/02/18
niz001
デジャヴを感じてたら再読やった。かね庄のお茶漬け鰻は買いに行こう。
2019/07/10
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