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ブンブン堂のグレちゃん: 大阪古本屋バイト日記 (ちくま文庫 く 25-3)

ブンブン堂のグレちゃん: 大阪古本屋バイト日記 (ちくま文庫 く 25-3)

ブンブン堂のグレちゃん: 大阪古本屋バイト日記 (ちくま文庫 く 25-3)

作家
グレゴリ青山
出版社
筑摩書房
発売日
2013-11-06
ISBN
9784480430939
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ブンブン堂のグレちゃん: 大阪古本屋バイト日記 (ちくま文庫 く 25-3) / 感想・レビュー

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シブ吉

昭和も終わりに近い頃。大阪の古本屋街の一角、ブンブン堂でアルバイトを始めた18歳のグレちゃん。仕事がラクそう、場所が学校に近い、そんな理由から働き始めたグレちゃんの目を通し、古本屋の日常があぶり出されるが、これがまた面白い。人生の情熱と財産をほとんど「本」につぎこんでしまう「愛書狂」「古本病」という奇病の存在や、「古本はなぁ〜人の縁を吸うもんやねんでぇ〜」と宣う店長に笑ってしまいました。古本屋の裏話を独特のイラストで綴った本書は、大阪の古書店ガイドとしても楽しめる一冊です。あぁ〜っ、古書店巡りがしたい。

2013/11/24

ぶんこ

漫画が多くてびっくりしました。 18歳の女性が古本屋さんでアルバイトをするというだけで、ちょっとワクワクしながら読み始めました。 小さな文字に、時々は苦労しつつも一文字も逃さず読みました。 古本屋さんの裏側がのぞけて、フムフム。 出久根さんの古本屋さん物語とは一味もふた味も違っていて、若い女性目線ならではのお客さん、働く人がイキイキしていて、より身近に感じられました。 文庫ならではのおまけも楽しかったです。 最近は、こんなふうに文庫ならではの解説やあとがきが面白くて、文庫を読む楽しみが増えました。 

2015/05/25

lonesome

うら若き乙女のグレちゃんが、古本に対して乙女心を持つ古本屋街の人々に囲まれて過ごす日々を描いたユーモア溢れるマンガ。古本に関して素人から始めたバイトという立場のグレちゃんの視線で描かれているので、特別な事件などがなくても古本屋の裏側がこうなってるのかと知ることが出来て面白いし、お店の人たちやお客さんの生態もすごく楽しく読んだ。たまたま始めた古本屋でのバイトだったけど、グレちゃんの本の好みや中国旅行での内田百閒のエピソードを見るになるべくしてなったんだなと素敵な巡り合わせってあるんだなと思うのだ。

2014/12/29

shikashika555

以前古書店に売ってしまった本を文庫版で買い直すという間抜けなことをしてしまった。 そもそも手放さなければ良かったのに。 断捨離の火に油を注いだ自分自身が悔やまれる。 梅田かっぱ横丁の古書店でバイトをした女学生時代の回想を独特の漫画で見せてくれる本。 古本に関わる人の、ちょっとクセのある愛すべき生態が笑える。 あのころの古書店は 私にとって敷居が高くて入りにくかったけど、中でこんな世界が広がっていたのね。 今はかっぱ横丁もオシャレになり店舗数もグンと減りました。 でも時々寄るよ。面白そうな本を探しに。

2021/01/22

澤水月

生田耕作が常連ーー!!!(そしてマンガの脇キャラ!) 超ー羨ましい! 約3年後、私はザ古本の東京神保町でバイトしてたので彷徨書月刊とか市とかほぼ同世代古本屋事情懐かしく、ただ西のが開放的だな…当時の神保町は正直既得権益の二代目達が…。また、さりげないが80後半頃は「プータロー」て言葉が生きてて、バイトは一時的、学業終えるまでのもの、早く職に就くか結婚を…という圧が実はとても強かった不安感がとても上手く満ち、尚更古本屋が桃源郷の夢のように見える(現在閉店廃刊も含め)。絵描きグちゃんの自負も見え良い

2015/11/18

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