ムーミンを読む (ちくま文庫 と 19-3)
ムーミンを読む (ちくま文庫 と 19-3) / 感想・レビュー
だまし売りNo
ヤンソンがムーミンを書き始めたきっかけは、風刺画に対する弾圧であった。「ヤンソンは既に風刺画家として名をなしていたが、検閲にひっかかっては描きなおしの繰り返しだった。心の底からうんざりし、息の詰まる状況からのがれるために、自分だけの自由でのびやかな世界をつくりあげようと考えた」(25頁)。しかし、ファンタジー小説の世界に逃避した訳ではない。ムーミンにはどこかしら暗さがある。『ムーミン谷の夏まつり』ではムーミントロールが冤罪で逮捕される出来事が描かれている。批判精神は強固である。
2024/01/22
魚京童!
漫画を予約してしまった。これは眠れない日々が続く。よくないな。毒が好き。なかなか離れさせてくれない。ああいう毒を吐ける人が好き。よくないって言われるけど、行動にしないだけまだましだと思う。毒を吐くことでどうにかなってる程度なんだから、それを超えたらデモをして、反政府組織作って、ゲリラ戦を戦って、潰される。毒を吐くくらいがちょうどいいんじゃない。
2019/05/12
ふろんた2.0
ムーミンシリーズの解説書。ずっとトーベを追い続けてきた著者の深みのある1冊。
2014/12/01
トーマ
著者のムーミン考察を交えつつ、原作の物語を復習できる一冊。自分では気付かなかった深い読み方に納得できて面白かった。
2019/06/02
timeturner
既読の巻については「そうそう!」とか「へえ、そうなのか!」と思いながら楽しく読めたけど未読巻は「ふーん、そうなのか」としか思えなかった。入門書と謳っているけど初心者向けではないな。全巻読んでから再読しようっと。
2019/07/24
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