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すみだ川気まま絵図 (ちくま文庫 ま 36-2)

すみだ川気まま絵図 (ちくま文庫 ま 36-2)

すみだ川気まま絵図 (ちくま文庫 ま 36-2)

作家
松本哉
出版社
筑摩書房
発売日
2014-09-10
ISBN
9784480431974
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すみだ川気まま絵図 (ちくま文庫 ま 36-2) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

この本を片手に、隅田川の橋めぐりをしてみたくなった。もう長いこと東京に行っていないし、「あのころ」から、風景も変わっているだろう。著者がオモシロイ人物であることは、すらすら読める明るい文体と、冒険心にみちた、それでいて研究というものの基本を忘れない記述(著者は理系。プロフィールでわかる)から、十分にうかがえる。「トマソン」とはまたちがった視点からの、価値ある考現学である。ところで、両国橋からクラゲが見えるということは、河口あたりの、海水がまじっている水質が視覚的にわかるという「発見」である。これはいい!

2015/07/14

nureyev

隅田川がまったくのマイナーな存在であった当時にこんな本を出してしまったところが面白い 軽く読めるけど、味わい深い本です

2014/11/23

ちぃ。

隅田川は西区と東区のあいだを流れる川。東区だと本所といった辺りでしょうか。東京の東区はもともと沼沢地だったのです。東区と西区の違いも興味深いものですよ。

2024/08/09

のりべぇ

故・松本哉氏が隅田川に架かる橋をつらつら書き連ねる。昭和58(1983)年頃の風景だから2023年現在から約40年前の風景だ。楽しいな。この本片手に隅田川を散策しようと思える一冊。この当時すら無くなっていた旧新大橋がいいなぁ。

2023/05/03

katashin86

初版の三省堂版を古書で購入し面白かった本の、文庫版をさらに古書店で購入。 昭和の末の、廃水などでどん底だった状態から少し上向いたものの依然見捨てられたままだった隅田川とその周りの姿を、名所でなくニッチなところに注目しながらユーモラスに描いていく。 今や復興架橋の価値は自明のものとなり、休日ともなれば川岸をたくさんの人が行きかう今の隅田川の姿を、著者ならどう描くのだろうか。

2021/07/31

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