70年代日本SFベスト集成4: 1974年度版 (ちくま文庫 つ 19-6)
70年代日本SFベスト集成4: 1974年度版 (ちくま文庫 つ 19-6) / 感想・レビュー
ぜんこう
小松左京「夜が明けたら」、筒井康隆「佇むひと」、永井豪「真夜中の戦士」が既読でした。これかでの1~3に比べると、ちょっと僕の好みと違うように思えるけど、それだけSFの幅が広がってきてるとも解釈できるのかも。豊田有恒「渋滞」、亜羅叉の沙「ミユキちゃん」なんかは好みでした。
2015/07/05
くさてる
小松左京「夜が明けたら」筒井康隆「佇むひと」諸星大二郎「生物都市」の三作が選ばれているだけでも降参する内容なのに、初読の他の作品もそれぞれ個性強くて面白かったです。70年代のベストということで消えてしまった作家の作品も選ばれているのかなと思ったら、残念なことに早世されていたり、まさかの後の牧野修だったりと、アンソロジストとしての筒井康隆の目の高さに感服です。SFにこだわらずとも奇妙な話がお好きな人におすすめです。
2015/06/16
やす
日本SFの黄金期の到来。眉村卓 意外なショートショート。小松左京 らしい短編。筒井康隆 しっとりした名作、らしくない。これは星雲日記でパロられたか。豊田有恒 古代記でなくてもいけている。諸星大二郎 別格格別。真城昭 幽霊船が難破するってすごい。星新一 記憶が飛ぶ話。別の年も同じ系列で星さんの中でも異質なものを取り上げる。かんべむさし 安定のどたばた。田中光二 おもしろすぎる。1974年の人類補間計画。石川喬司 夢の詩。あらさのさ 超ショートにして1作のみ。詠み人しらず。河野典生 やっと懐かしいかおりがする
2015/10/14
オシャレ泥棒
個人的に読ませるエネルギーが強い作品ばかりでとても面白かった。一番は「生物都市」。「夜が明けたら」(既読)単行本を図書館で借りていたので収録されていて嬉しい。「佇むひと」何だこれは…。すごい。説明のない異様な世界だがすっと受け入れられる。「有名」(既読)感想がうまくまとまらないが「渋滞」「スフィンクスを殺せ」(ディストピア好き)「真夜中の戦士」(ほぼ初めて読んだ永井豪の熱量の凄さを知った)「トリケラトプス」もよかった。
2015/04/13
ざび
ある意味頂点の年なのだと思う。「佇む人」「夜が明けたなら」そして衝撃を与えた「決戦!日本シリーズ」他にもファンタジー、エンタメ作品など幅が確実に広がっている。
2015/06/19
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