パパは今日、運動会 (ちくま文庫 や 46-1)
パパは今日、運動会 (ちくま文庫 や 46-1) / 感想・レビュー
ともとも
昔ながらでもあり、聞き慣れない新鮮のようにも感じら得る会社の運動会。 個性豊かな登場人物たちの様々な人生と人間関係を リアリティ且つ、ゆるくもアリ、バタバタ感もあり、真面目でもある。 シリアスとユーモアといった両極を巧みに使い分けながらも まるで、演劇のような展開で、楽しく読むことが出来ました。
2015/08/16
エドワード
会社の社内運動会。第一印象、面倒くさい!でもそれを逆手に取るのが山本幸久さんだな。私も新入社員の時、社内野球大会に行かされた。野球はヘタなので2年目から行ってない。今でも業界によってはあるんだろうね。イヤな上司、出来の悪い部下、お局様、色々な人がいる。仕事だよ!相手は選べない。でもキライはまだいいんだ。<好き>の反対は<無関心>。職場の忘年会すら欠席する社員がいるご時世。カキツバタ文具は社員150名くらい。風とおしのよさそうなカイシャ。退職したバリキャリ社員の夏海が社員時代を懐かしむくだりがお気に入り。
2015/02/19
豆腐
出だし、パパは?どこ?? 会社には個性ある社員が色々な部署で働き そしてその枠組みが運動会により崩壊? 面白い組み合わせが運動会で生まれ 面白い でも、こんな会社 有る??みたいな 面白い作品でした ありがとう_(._.)_
2015/12/09
タルシル📖ヨムノスキー
本社・工場合わせて150人規模の文具メーカー〝カキツバタ文具〟の社内運動会が舞台の物語。なるほどこういう切り口は新しい。熱血社員、太鼓持ち、宴会部長、堅物など様々。加えてその家族まで登場するので登場人物が多く、誰が誰やら多少混乱(特にワタナベの会)。話を聞くと、バブルがはじけてからはこういう大規模な福利厚生イベントは本当に少なくなった。ましてや若い社員には飲みニケーションも嫌がられる時代にこんなイベントを開ける会社って、なんだかすごい。やっぱり武藤の最後の言葉がすべてかな。高城母、あんたはドラえもんか!?
2020/05/27
かんちゃん
とある文具メーカーの社内運動会を通じて、サラリーマンの悲喜こもごもを描く。登場人物は皆、とても個性的だ。コミカルなタッチで思わずニヤリとしてしまう。「そんなヤツはいないだろー」と突っ込みたくなる一方で、どことなく「あるある感」も否めない。ラストの「いい話」はオマケみたいなものだが、とかくビジネスライクになりがちな昨今、アットホームな会社風景には懐かしさも感じる。
2015/08/07
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