ニセ科学を10倍楽しむ本 (ちくま文庫 や 47-1)
ニセ科学を10倍楽しむ本 (ちくま文庫 や 47-1) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
ニセ科学をロマンなどと言ってはいけない。間違った説を流布させることで、どれだけ人類が悲しい目にあったり、損をしたりしているかを考えておくべきだ。迷信に頼って、子どもの命をみすみす見殺しにするという例もある。だがニセ科学は強敵である。なにしろ異なった意見に耳をかさないのだから全然議論にならない。せめて願わくは、信じる心よりも、疑う目を養うことだ。それを悪いことと考えてはいけない。わざわざサギに引っかかりやすい心を持つことが、果たしていいことなのかどうかを考えてほしい。くれぐれも人の意見を丸のみにしないでね。
2015/05/27
かわうそ
★★★★☆「ゲーム脳の恐怖」は全く間違った詭弁であると言う。そもそも「ゲーム脳の恐怖」の著者は脳波についての全くの素人であるという。そうかーすっかり騙されていた。ゲーム=完全悪と思っていたけど、ゲームをしても必ずしも攻撃的になるわけではないという。つまり、因果関係は全くないわけだ。(相関関係はあるかもしれない)
2017/04/08
りんご
友達の就職先の上司が血液型とか星座とかで性格分析したいタイプだった様子。えー、オレら理系の大学出とんのにそういうのに絡め取られちゃうの!?ってショックだったな。(コロナと医療機関のお話読んだとこでもあるので)反ワクやらなんやらもほんとに勘弁よ。こういういい加減なニセ科学はフィーリングで好き放題言うやん?反論する方はちゃんとデータ示したり文献漁って分かりやすい文章を提示するじゃん。ずるいじゃん。真面目な方が疲弊しちゃうよ。、、、あ!楽しむ本だったわ!いかんいかん。
2024/02/05
たまきら
タイトルに惹かれて。本気で怒らない。あくまでも「楽しむ」という姿勢が好みです。インテリジェンスデザインはアメリカでは強くてですね、自分が高校時代使っていた教科書の最期には「進化論はあくまでも一説です」と書かれていました。ま、ヤンキーエリアなのでそれぐらいでしたけど。アポロはすごく面白かったです。これ、義理の弟が陰謀と信じていてビックリしたっけ。
2020/02/05
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
ニセ科学がバッサバッサと切られていくのを読むのはなんとも痛快。 巻末の「ニセ科学に引っかからないための10ヶ条」がとても良い。 フェイクニュースで溢れるネット社会の現代だからこそ、こういった能力は早期に涵養すべき。だから、中高生には大学に入ったり社会に出る前にぜひとも読んでほしい。ほんと読みやすいから。 (もちろん大人が読んでも楽しめます)
2019/08/09
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