幕末維新のこと: 幕末・明治論コレクション (ちくま文庫 し 48-1)
幕末維新のこと: 幕末・明治論コレクション (ちくま文庫 し 48-1) / 感想・レビュー
優希
面白かったです。幕末維新に関わった志士たちを史実的に語っていて、小説とはまた違った魅力を見せてくれました。司馬作品の中心になりうる人物は勿論、傍にいる無名の人にもあたたかい眼差しを注いでいるので、幕末の人々の風景が目の前に浮かんでくるようです。それにしても坂本龍馬への想いはやっぱり凄いですね。龍馬についてはかなり語り方が思い入れのあるように感じます。『竜馬がゆく』を久々に読みたくなりました。
2017/03/03
ロマンチッカーnao
司馬さんの幕末に関するエッセイ、講演、あとがき等を集めた本。そのどれもどこかで目にしたものです。でも、ぐっと引き込まれてしまいます。龍馬、晋作、小五郎等々の人々、そして、それに敵する、新選組、そのどっちもが、司馬さんが語ればいいやつで、司馬さんの愛情ももちろんですが、読んでいるこっちまで愛情深くその人物に傾倒していってしまいます。もうすぐ司馬さんの命日、菜の花忌ですね。感慨深いですね。
2017/02/07
時代
幕末・維新について書かれたモノをまとめたコレクション本。勿論既読の話ばかりだがここまでまとめられると、もうお手上げな感じで天晴れでした◎
2019/07/17
スプリント
司馬遼太郎のエッセイは読みやすく面白い。
2022/01/16
みち3
「無名の人」が司馬遼太郎さんだな~って特に思った。亡くなって20年以上経ち、司馬さんご自身が歴史上の人物になってしまっているのだが、その文章、語り口からは古臭さが感じられず、人物への愛情と同時に鋭い批評がとても心地よい。やっぱ、自分は司馬さんが好きなんだな~と再確認。
2017/10/14
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