O・ヘンリー ニューヨーク小説集 (ちくま文庫 お 70-1)
O・ヘンリー ニューヨーク小説集 (ちくま文庫 お 70-1) / 感想・レビュー
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【O・ヘンリー誕生日読書会'17(9月1日~9月30日)】本日9月11日はO・ヘンリーのお誕生日!ということで、おめでとうと共に本日はニューヨーク小説集を読みました。何度読み返しても、その時々によって様々な読後感が楽しめます。こちらは当時活躍していた画家が描いたニューヨークの絵画や、一篇毎に当時の時代背景の説明があり、20世紀初頭のニューヨークが存分に味わえました。個人的にもニューヨークはプライベートでも何度も訪れた都市のひとつ。すごく思い入れのある場所で、昔を思い出し、プチノスタルジックな気分です☆
2017/09/11
sin
酒場で洒落た会話を楽しむようなひと時だった。但しその話題は100年ほど古いニューヨークの暮らしぶりではあるが…クセなのだろうか彼は時々同じフレーズを繰り返して語ってみせるし、思わせぶりに急に話題を変えたがる。いや芝居でいう場面転換だろうか?そのくせ主題は一貫して揺るぎない。その時代を生きた庶民たちの夢と現、アメリカンドリームのその蕾がほころぶ時代。
2015/09/03
こばまり
【第2回O・ヘンリー誕生日読書会】に参加して。いつ読んでもハッとさせられる人生の機微を描きつつ、20世紀初頭のニューヨークの熱気を伝える風俗小説でもあったのだと気付かされました。翻訳者名に戸山とあるのを見てもしやと思いましたらやはり早稲田。かつて私は戸山近辺に少しも上達しない武道を習いに行ったことがあります。
2015/09/11
Panzer Leader
【O・ヘンリー誕生日読書会'17(9月1日~9月30日)】短編の名手O・ヘンリーのニューヨークを舞台にした作品集。そんなに読んでいないと思っていたが半分以上は既読だった。短い話なのに最後はちょっとしたオチで締めくくる手腕はさすが。当時の流行・風俗を取り入れたお洒落な都会派小説でもあったとは今まで気が付かなかった。
2017/09/23
ほりん
O・ヘンリーの作品は,短くて筋は分かりやすいが,ところどころ分からないフレーズがあってもやもやすることもあった。この作品集は,訳も註もわかりやすく,それぞれの作品に添えられたエッセイが時代背景などを解説してくれるので,多くのもやもやが解消された。「もやもや」のひとつ,「春のアラカルト」の「タイプライターで牡蠣をこじ開ける」は,エッセイから当時のタイピストが時代の先端を行く職業である一方,生活は苦しかったことが分かり,納得。その他,20世紀初頭のNYを描いた絵画も入っていて,当時の街の雰囲気がつかめた。
2015/09/11
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