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という、はなし (ちくま文庫 よ 18-4)

という、はなし (ちくま文庫 よ 18-4)

という、はなし (ちくま文庫 よ 18-4)

作家
吉田篤弘
出版社
筑摩書房
発売日
2016-12-07
ISBN
9784480434098
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という、はなし (ちくま文庫 よ 18-4) / 感想・レビュー

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シナモン

フジモトサマルさんが描く様々な動物の読書の情景に癒やされる。そこに加わる吉田篤弘さんが描く小さな物語がまた良くて。とても好きな世界観。印象に残ったのは「夜行列車にて」「灯台にて」「待ち時間」「眠くない」「かならず」「影の休日」「日曜日の終わりに」「時間を買う」…あれもこれも良くて絞りきれない😆手元に置いて時々読み返したく一冊でした。

2023/06/05

やっさん

★★★★☆ わずか3ページのお話に、世界観にぴったり沿ったイラストが1つ。これが繰り返される短編集だが、あとがきで挿し絵に関する意外な事実を知りハッとする。あくせく生きるのが馬鹿らしく思えてくる、優しくて暖かい本。

2020/01/04

KAZOO

フジモトマサルさんの絵とそれに伴う吉田さんのものがたりによるものです。月刊「ちくま」の表紙の絵(24回)をフジモトさんが描かれていてすべてカラフルで動物が読書をしています。それに数ページに吉田さんの文章があります。普通は文章が先にできてそれに絵を付け加えていくそうですがこれは逆で吉田さんも苦労したようです。

2024/09/06

nuit@積読消化中

たまたまフジモトマサル氏の絵だと思い手に取った初読の吉田篤弘氏の本。『読書の情景』をテーマにした2人のコラボからなる連作24編。とても贅沢な読書時間を味わえました。この著者はどこか宮沢賢治を彷彿とさせ、読んでいてスッと心にその語りが沁み渡る感じがとても心地良いです。あとがきを読むと、どうやらフジモト氏の絵が出来てから、吉田氏が文を書くという流れもある意味面白い試み。また、タイトルの『という、はなし』は落語家になりたかったという吉田氏の父親の口ぐせというのもとてもいいはなし。

2017/08/09

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

フジモトマサルさんの絵に、吉田篤弘さんが文をつけるという普通とは逆パターンで出来上がったイラスト入り短編集。フジモトさんの描く動物たちが、電車の中で、病院で、喫茶店で、灯台のそばで本を読んでいる。軽妙な洒落たイラストと、読みながらクスッとしてしまう文章、どちらも素敵。

2017/08/23

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