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ロボッチイヌ (ちくま文庫)

ロボッチイヌ (ちくま文庫)

ロボッチイヌ (ちくま文庫)

作家
獅子文六
千野帽子
出版社
筑摩書房
発売日
2018-03-07
ISBN
9784480435071
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ロボッチイヌ (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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shizuka

獅子さんの短編集。モダンボーイ編。全てがモダンボーイかというとちょっと違うがそこは深く考えない。兎に角軽快でテンポよくさくさく読める。ちょっと時間空いちゃったなという時に目についたお話から読むでも一向にかまわないと思う。さて表題「ロボッチイヌ」これ、かなり際どいタイトルwまさかアレのことを指しているとは。しかもアレをテーマにしているとは。人間、とどのつまり思うことは時代変われど同じ。ところどころに挟まるエッセイも力が抜けてて大変面白い。のだが、もしかしたら小説なのかもしれないと思うとムムム。文六マジック。

2018/03/15

ヨーイチ

文六センセの短編集。かなりの人がバラエティにとんだ各編に意表をつかれたのではないか。異彩を放つのは「文六神曲編 」か。大病時の回顧と思いきや、神曲編に相応しいおぞましさ、不気味さは文六センセには珍しいテイスト。「カニババ」って言葉を初めて知った。辞書を当たると赤ん坊の最初のウンコの事らしいが、文六センセは最後のウンコって意味で使っている。ここら辺の事情が気になる。解説でも指摘しているが、文六センセは長生きしたので執筆年代を考慮しないと混乱したり誤読する可能性があり、短編ではその可能性が更に高まる。続く

2018/08/06

ちょん

モダンボーイ達を集めた短編集。表紙が可愛くて読み始めたのですが、なかなかの年代物で驚き。ちょっとリアリティのある星新一みたいな感じ。はじめに載ってたお話の方が印象深いです。モダンガール版もあるみたいで、見つけたら読んでみたい✨

2022/04/10

KI

男の偏屈な意地と幼気な妄想は馬鹿だから浪漫。

2018/12/12

ねむ

モダンガール編「断髪女中」に続いてモダンボーイ編のこちらも読んでみた。自分が女だからなのか、断然モダンガール編のほうが好みだった。こちらのほうが掌編が多いイメージで、それぞれの作品世界はしっかりしているのだけど、一編ごとに時代設定や舞台が結構異なるので、あまり短い作品だと頭がついていく間がなかったような感じ。おバカ度はこちらがうわて、そのあたりはいかにも男子っぽいと言うべきか。

2023/08/20

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