オレって老人? (ちくま文庫)
オレって老人? (ちくま文庫) / 感想・レビュー
ソルト
自分のことを「オレ」って言ってるから老人じゃないと思います。老人だったら「ワシ」とか「小生」とか言うはずだもん。この本公共の場で読まない方がいいかもしれない。面白くて「ブッ、ブブゥ〜」って噴き出しちゃう!
2018/09/11
Hiroki
北区立図書館 虫の音、鳥の囀り、打ち寄せる波やせせらぎの音、を聴く。それも無編集の生音を聴くとき、音と結びついた記憶が甦る。音と記憶のシンクロ、これがとても良いものだと伸坊は語る。見る・聴く・触れる・味わう・嗅ぐ、は記憶の刻印と一体のもの。たしかに50~60年代のアメリカンポップスは中学生の悪ガキに否応なく引き戻す。恥ずかしい想い出も一緒に引き連れて…。老いをマイナスには捉えない、かといって老いを積極的に肯定することもしないで「なるようになるのだ」と語る。でも伸坊だけに心棒がガチッと入らないと✕だな。
2024/06/19
takao
ふむ
2021/03/07
東森久利斗
あの、ほら、えーと、何だっけ、あれだよあれ、えっ? 老人大国日本、日常会話のありきたりの風景。精神的な老人、肉体的な老人、法的な老人、全条件をクリアし自他ともに認める老人となれる日はくるのか? 厚生年金も受給されず、”近頃の若い者は”と揶揄され、このまま一生を終える、なんてこともありうる。真の幸福を感じる時が真の幸福。まさにそのとおり。
2022/12/02
tonchinkan1126
御歳70歳超えの南伸坊さんが60代の頃に書かれたエッセイ。流石に面白い。小さな笑いがそこかしこに散りばめてあって飽きないし読みやすい。そろそろ自分も老いが身近になってきているせいか、先輩の話に首肯するばかり。飾らない人柄がとても心地良いエッセイ集。「オニというのは、里の民に対する山の民、暮らしの異なる異種族、あるいは先住民族や異民族、と言った人々をさすコトバだったらしい」老いとは関係ないが、一番感心した部分。「アノホラロボット」欲しい。
2020/03/05
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