フルサトをつくる (ちくま文庫)
フルサトをつくる (ちくま文庫) / 感想・レビュー
geromichi
田舎暮らしやコミュニティ作りを礼賛しているわけではなく、一つの土地にずっと住むような固定した考え方に縛られず、いざとなったら気軽に別の場所にいけるようなネットワーク作りや行動を楽しみながらやろうという本でした。住む土地を選ぶのには、重い決断や何十年分の経済的な重責を背負うイメージがありますが、「ちょっと、とりあえず」みたいな感覚で行動してみても良いじゃない、都会と田舎で0か100の選択で悩む必要はないじゃないみたいな話は良かった。お金のかからない田舎住居作りに関してもちゃんと書いてあります。
とまと
いい本だった。
2020/09/06
もと
都会の常識は田舎の非常識だというのが驚きでした。 田舎だと固定費が都会に比べてかなり低コストなので、色んなことに挑戦できるんじゃないかなと思いました! ここに行けば最低限生きている人生のセーフティーネットのような場所があると、人生が楽しいものになるのかも。 自分もフルサトと呼べる場所を作りたい!!
2020/09/06
Nさん
前作『ナリワイをつくる』の続編。田舎暮らしの可能性を語る一冊。和歌山県熊野地区での生活実践を紹介・解説する。今作のポイントは「緩やかな流動性」だろうか。田舎暮らしをする!となると、本当に「骨を埋める」気概はあるのか?という心理的ハードルが登場しがち。もっと気楽に長い人生、一つの場所に拘らず、多拠点生活も良いよという趣旨。人が少ない場所こそチャンスという逆転の発想。その中でも両氏のカラーは異なり、伊藤氏は攻める田舎暮らし、pha氏は回復系の田舎暮らしと対照的。フルサトとナリワイのバランス、難しいんだよね・・
2020/06/26
黒澤ペンギン
将来に対しての想像を膨らませながら楽しく読みました。「ほどほどが21世紀のテーマなのではないかと思う。」0か1かでしか考えられないとつまらないから、その間を見つけていけるようになりたい。
2019/04/08
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