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井上ひさし ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

井上ひさし ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

井上ひさし ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

作家
井上ひさし
井上 ユリ
出版社
筑摩書房
発売日
2019-06-11
ISBN
9784480436009
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井上ひさし ベスト・エッセイ (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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kinkin

井上ひさしさんの奥さんが選んだエッセイ集。戯曲のこと、テレビの仕事の話。子供の頃の思い出、家族のこと他どれも読みやすくて面白かった。氏の名言に『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと』 『まじめなことをだらしなく、だらしないことをまっすぐに、まっすぐなことをひかえめに、ひかえめなことをわくわくと、わくわくすることをさりげなく、さりげないことをはっきりと』 存命なら今の世の中、政治やコロナをどう風刺しただろう。図書館本

2021/10/27

pirokichi

奥様の井上ユリさんが選んだエッセイ65篇。面白かった。笑った。1章目の「お話しをつくる人が好き」は特に好きだった。シェイクスピア、チェーホフ、魯迅、宮沢賢治、井伏鱒二、斎藤茂吉、藤沢周平、池波正太郎、色川武大、夏目漱石…。井上さんのお話しをつくる人に対する好きっぷりにこちらまでうれしくなってしまう。先日亡くなられたさいとう・たかをさんを擬声語案出の名人上手とあったのには大きく頷いた。編者あとがきに「全部面白いのに…」とあり、全部読みたいなあと思った。

2021/11/10

yyrn

司馬遼太郎の足跡をたどる本とこの本を一緒に読んでいたが、やはりこちらの方が先に読み終わった。面白いし懐かしい。いや懐かしいし面白いかな。井上ひさしの文章はたまにクドイが、短いエッセイを集めた本だったせいか読みやすく、特に前半は抜群に面白かった。作家や評伝に関するモノ17編、コトバに関するモノ14編、幼年時代の思い出や心情に関するモノ13編、創作に関するモノ12編、社会問題に関するモノ9編。昭和の思い出の中に埋もれさせるにはもったいない文章が多く、ぜひ多くの皆さんにも読んでもらいたいと柄にもなく思った(笑)

2020/04/07

みち

佐藤優さんが解説だったので買ってみましたw井上ひさしさんの本は全く読んだことが無かった。奥様が選者だけあって、この1冊で井上さんがどのような方なのか、多面的に分かるようバランス良く選ばれている。言葉に対する研究心、発想の豊かさ、真摯さ、正に文章を書く為に生まれたような人だと思った。どの話も、面白く、為になる。最後のボローニャの話も感動しました。調べたら、ボローニャ紀行の本も出版されていたので、また読んでみたいです。

2019/08/16

sine_wave

井上ひさしさんのエッセィ集を初めて、しかもまとめて読ませてもらったが、それぞれとても心にずっしりと応えた。その中でもこどもにつたえる日本国憲法よりに「どんな国も自分を守るために軍隊を持つことができる けれども私たちは 人間としての勇気をふるいおこして この国がつづくかぎり その立場を捨てることにした」とある。憲法改正の論議がある中、もう一度この文をかみしめてみたい。

2019/07/29

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