真似のできない女たち ――21人の最低で最高の人生 (ちくま文庫)
真似のできない女たち ――21人の最低で最高の人生 (ちくま文庫) / 感想・レビュー
佳音
読んだというより、真似はできない女達に引きずりこまれそうで図書館に返した。いまのめんどくさいメンタルに合わなかった。
2022/07/18
ほのぼの
1940〜70年代にかけてアメリカで活躍した女性たち21人の人生。スマホ片手に画像を検索しながら読んだ。彼女たちの美しさに目を見張る。生まれながらの美貌、高貴な家柄、突出した才能、有り余る資産。どれもが羨ましい程なのに彼女たちの人生は決して幸福ではなかった。非凡であるがゆえに平凡な幸せには縁遠かったということか。あまりにもドラマティックでこれが実話であることが信じ難い。
2024/06/06
阿部義彦
ちくま文庫つい最近の新刊より。単純なサクセスストーリーとは全然違うアプローチ、殆ど無名の女性の衝動に突き動かされた不器用ともとれる生き方を、コラムニストの山崎まどかさんが紹介します。ハッピーエンドとはほぼ遠い、なんともやるせない生き方には、悲惨とも言えますが、そうばかりではなくて、少なくとも一時的には夢を叶えた栄光の時代もあるにはあったとも言えるし、何よりも彼女達の作品(歌、デザイン、庭園、小説、映画)などは今でも感銘を与えています。男の成功物語は方に嵌ってるけど自由な女性の生き方に乾杯!
2022/05/05
葵
私はぶったまげた。ものすごいロックなんと違うんかこれ。びかびかしちゃってよ。今これをしないで、何が生きてるってことなの?と、ぶっといメッセージを投げつけられた気分。悪魔の到来を待つ作家、百歳になっても舞う踊り子、嘘まみれのテキスタイルデザイナー、ホラーの都市伝説となったコラムニスト、行方不明となったシンガーなど…。紹介される21の人生は、みんながみんな幸福や勝利感をもたらす、要するにプラスのものではないけれど、強烈に興味深く、ずっと胸に残る味わい深さを寄越してくれる。あとロータスランド行ってみたい🌵🌴
2022/11/15
くさてる
女優、歌手、ビジネスマン、デザイナー……様々な分野で名を上げた女性たちを紹介した一冊。ひとりひとりがそれぞれ一冊の伝記を持っていても不思議でない(そういう人もいるだろう)内容の濃さで、とても面白く読みました。どのひとも、強烈な個性や独特の視点を持つ魅力的な女性ばかりだが、成功者もいれば不幸な道をたどった女性もいるし、その人生はさまざま。でも確実なのは、すべてがオリジナルな女性ばかりだということ。刺激的でした!
2022/06/15
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