KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

眼の冒険 ――デザインの道具箱 (ちくま文庫)

眼の冒険 ――デザインの道具箱 (ちくま文庫)

眼の冒険 ――デザインの道具箱 (ちくま文庫)

作家
松田行正
出版社
筑摩書房
発売日
2021-03-12
ISBN
9784480437419
amazonで購入する

眼の冒険 ――デザインの道具箱 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

へくとぱすかる

デザインと美術を中心にしたエッセイ。扱う範囲の広さもすごいが、何よりもオタク的興味をそそられるテーマが続々登場。決して飽きません。かなり前の坂根巌夫の本に、このような取り組みのものがあったと思う。安野光雅・森毅両氏の著作にも通じる、「数楽」の視線が楽しい。暗号・創作文字・デュシャン・図形パズル・ガモフ・眼球運動・宇宙論などなど、多岐にわたる話題とカラー図版が見事。最大の驚きは小口に二枚の絵画を隠しつつ表しているお遊び。現代の製本・印刷のアイディアはすごい。文庫版でここまで可能にしたことにも脱帽だ。

2021/03/31

有理数

「眼の冒険」と題するように、ただ漫然と「見ている」というところからさらに領域を広げてゆくデザインエッセイ。ロックミュージック、ミステリ小説、映画、建築、世界史、物理など、あらゆるところに話題を押し広げながら、多種多様な分野の「相似」を掴み取っていく。例えば、イギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリンが則天武后に繋がったり、一見繋がりそうにないものが著者の発想力で見事に重なる。ひとつひとつがさらっと書かれているのは少し残念だが、人間の「創造」の営みがどこまでも繋がることが体験できる一冊。造本も素晴らしい。

2021/07/13

masabi

【概要】デザイナーによるデザイン・美術のエッセイ。【感想】フルカラー、小口に肖像画が配される豪華な文庫本となっている。テーマに沿って、作品や書籍から連想が飛躍する。

2021/03/30

TOMYTOMY

めちゃくちゃ面白い。ここまで壮観出来る知識と編集能力。

2022/08/10

イワハシ

毎回テーマを決めてそれに関する図版を集めて並べて楽しむ本。とても面白い。見ているだけで楽しく、そこから勝手に思考を進めてもいい、使える一冊

2021/05/10

感想・レビューをもっと見る