東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである (ちくま文庫)
東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである (ちくま文庫) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
巻末の対談に驚き。東海林さんには無関係のように思っていた、手塚治虫への開眼が語られる。そういえば、世代的にもトキワ荘のマンガ家たちとほぼ同じ。今まで考えもしなかった視点でした。さてアンソロジーの中心となるエッセイで、展開される東海林ワールドは、まさに期待どおり。誰もが考えながらも、追及したり文章化しないチマタの話を、クスクス笑える形に仕上げる。「アサッテ君」などの作品と同様、つい週刊誌的に読み終わってしまうけど、そこはやはり深い洞察がないと書けないんだろうなぁ。平松氏の解説まできちんと読んでおきたい。
2022/01/16
かずぼう
やっぱり面白い。「猫の時代」が良い、これまでは組織に忠実な「犬の時代」だったが、これからは自由な猫のように生きる時代。猫のように気ままに生きたいものだ。
2024/01/03
ジロリン
食エッセイの達人である東海林さだおの数多の作の中から、これも食エッセイの達人かつ素晴らしい読み手である平松洋子がチョイスするのであるから面白くないわけがない!
2022/02/21
ナリボー
9/10 描かれているのは何気ない日常が中心なのにフッと肩の力を抜ける、求めていた東海林さだおワールドがしっかりと盛り込まれていた。
2022/07/08
あさ
下ネタがマジでつまらんのと、女性蔑視をお出しされるとウンザリするので半分くらいは我慢して読んだが、「五十八歳の告白」や「最後の晩餐」などはとてもおもしろかった。読む前にもうちょっと吟味するべきだったかな。
2024/09/05
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