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圏外編集者 (ちくま文庫)

圏外編集者 (ちくま文庫)

圏外編集者 (ちくま文庫)

作家
都築響一
出版社
筑摩書房
発売日
2022-05-12
ISBN
9784480438195
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圏外編集者 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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フリウリ

都築さんの本は何冊も読んでいますが、ご本人のことはよく知りませんでした。わたしも編集の仕事をしていますが、そもそもフィールドがまったく異なるので、別の職業の人の本のような感じがしました。他流試合はためになるので、編集に関する本を読んだり、講座や講義を聞いたり、というのは、無駄にならないと思いますが、まずは編集者になってから、という都築さんの考えには、全面的に共感します。都築さんの仕事は、「編集という仕事は、誰でもできるけれど、誰もができるわけでない」ことの証しかもしれないと思いました。7

2023/05/22

SAT(M)

フリーランスの編集者である著者による本。世間が既に面白がっている物でなく、まだ目をつけていないところを取り上げないと価値がない、というのが著者のポリシー。手掛けてきた本はどれもタモリ倶楽部と相通じるような、ユニークなサブカル臭が芳醇に漂っています。YouTubeがテレビに取って代わりつつあるのと同じような現象が出版界にも起きつつあるんですね…。たくさん読むのが偉いんじゃない、百回と読める本を何冊か持つこと、という言葉は、もっとたくさん読まないとと焦りがちな今日この頃、肝に銘じておきたい言葉です。

2022/08/05

Koji Harasawa

ずっと気にかけていたら、何と文庫になっていた。みんなが面白いと思うものって、何だろう。そんなものを追い続けていたから、雑誌もテレビも面白くなくなったのかな。普通の人たちの普通の暮らしの中にこそ、面白さがある。それを追い続ける姿勢が、都築さんの本を面白くしていることが良くわかった。編集、たのしいなぁ〜。

2022/10/26

huchang

ウケるかウケないかではなく、自分が面白いと思うかどうかなんだよな。これまで読んできた都築氏の本の中で何故か持ってたTOKYO STYLEの京都書院文庫版が廉価で売り飛ばされてた理由が分かってすっきりしたし、そない災難な目に遭ってたんかとか、TOKYO STYLEに京都の部屋が少なからずあった理由とか、読み倒した本なのにめちゃめちゃ発見があった。だから氏の本はやめらんないんだよ。

2024/02/06

かながわ

都築さんの仕事半生記。専門家がやらないから・選択肢を増やすためのモチベーション納得。誰もが発信者足れる現状をスリリングと楽しむ流石。ROADSIDERS' weekly必至。

2022/09/09

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