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ポラリスが降り注ぐ夜 (ちくま文庫 りー 9-1)

ポラリスが降り注ぐ夜 (ちくま文庫 りー 9-1)

ポラリスが降り注ぐ夜 (ちくま文庫 りー 9-1)

作家
李琴峰
出版社
筑摩書房
発売日
2022-06-13
ISBN
9784480438249
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ポラリスが降り注ぐ夜 (ちくま文庫 りー 9-1) / 感想・レビュー

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ゆみのすけ

新宿二丁目のバー「ポラリス」が舞台の連作短編集。そこに集うのはレズビアン、トランスジェンダー、Aセクシュアル、バイセクシュアルなど様々な性的アイデンティティを持った女性達。性に寛容で自由に見える新宿二丁目だが、そこに集う人々は世間一般から虐げられ、肩身が狭い思いを味わい、たくさん傷付けられながらも必死に生きている人ばかり。彼らのヒリヒリ痛む心の傷とその深さ、ギリギリの中を戦うように生きている様が伝わり、苦しかった。二丁目の歴史、台湾で起こったひまわり学生運動、中国の貧困問題なども描かれていて興味深かった。

2022/06/25

えりまき

2024(113)「この30年の小説、ぜんぶ」関連。とってもよかったです。新宿二丁目のレズビアンバー「ポラリス」。国籍・性別に囚われず自分でいられる場所。「お互いの関係性に、二人は名前をつけようとはしなかった。たまに会って、話して、笑い合って、どこかへ言って、身体を交わして、それがすべてで、それだけでよかったのだ。」「真実というものは常に何らかの形で損なわれ、結局のところ不完全な形でしか世界につたわらない」

2024/04/26

k.kishida

性的マイノリティの人たちを描いた群像小説ともいうべきもの。まだまだ社会に広く認められていないことが多いひとたちの生きづらさがよくわかる。

2022/12/31

どら猫さとっち

新宿二丁目にあるバー「ポラリス」。そこに通う、多様な性的アイデンティティを持つ女性たち。レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー…。それぞれ彼女たちが抱える性の悩み、愛することの苦しみと喜び。LGBTQ+が社会で認知されて、その性が肯定するようになった今、本書を読むことは、たとえ意に沿わないことがあっても、その性にいる人たちが尊い存在であることを知ることである。

2023/07/22

sk

性的マイノリティのリアルな悩みを描く。政治的。

2022/10/10

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