君たちが生き延びるために ――高校生との22の対話 (ちくまプリマー新書 416)
君たちが生き延びるために ――高校生との22の対話 (ちくまプリマー新書 416) / 感想・レビュー
starbro
天童 荒太は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。 著者が母校の講演・メッセージ&高校生とのQ&A(対話)を纏めた1冊でした。中~大学生の特に女性に読んで欲しいと思います。著者がデートレイプ等に執拗に警鐘を鳴らすのは、身内に被害に遭った人がいたからでしょうか❓ https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480684431/
2023/01/17
joyjoy
著者からの高校生へのメッセージ。まず生き延びる。若い頃なら実感しにくかったであろう、ともかく生き延びることの大切さ。伝えてくれてありがとう。リスクを避けるための、怒ること、断ることの習得については、わが子らにも知っておいてほしいと思った。著者の作品をもっと読んでみたくなった。「つねに、あなた方一人一人が主体です」。
2023/08/23
ちくわ
天童荒太氏が高校生に向けたメッセージ集。本書では、挫折の経験は人を成長させるのか?、へこんだときはどうしたら良いのか?など、高校生たちがこれからの人生を生き抜いていく上で悩みそうなテーマについて、著者なりのメッセージが記載されている。個々のテーマはいろいろなモノがあるものの、その根底には「生き延びる」というものが見て取れる。後半以降で頻出する「逃げたくない」場所や人を見つけるというのはなるほどと思うし、そういった場所を見つけることができれば人生も前向きになってくるのだと思う。
2023/01/17
へい
概ね私も思っていたことで、改めて天童荒太さんという作家が私にどれだけの影響を与えたかというのが分かった。個人的には、政治家や経営者こそAIを導入した方がいいというのがその通りだなと思った。AIに代わられる職業として挙げられていた業務だけでなく代われないと言われていたものまで代わられそうになりつつあるけれど、結局最後に代わられない仕事というか人は笑顔が素敵な人、つまりとてもモテる人なんだなと思った。ルックアットミーの発想は包帯クラブで私が感じていた通りのことだったのでとても納得した。若い人にも読んでほしい。
2024/03/27
白としろ
「わたし個人の価値観による「えらい人」は、農業をなさっている方です。また畜産、漁業を仕事としている方。つまり人間が口にするものを作ったり獲ったりしている人たちです 」
2023/02/01
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