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「ゆっくり」でいいんだよ (ちくまプリマー新書 43)

「ゆっくり」でいいんだよ (ちくまプリマー新書 43)

「ゆっくり」でいいんだよ (ちくまプリマー新書 43)

作家
辻信一
出版社
筑摩書房
発売日
2006-09-05
ISBN
9784480687456
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「ゆっくり」でいいんだよ (ちくまプリマー新書 43) / 感想・レビュー

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kinkin

時間に追われ、時間をひねり出そうとし、物事の本質を忘れて便利さ、効率ばかり探している。一分間をいくらみっちりと使おうとして挙げ句に疲れ果てる。「働き方改革」などまさに時間をわたしたち働いている人々から体裁よく盗み取ろうとしているのではないか。盗まれた時間=お金はどこに行く。大企業であり共に私腹を肥やす資本家たち。いつでもどこでもほしいものが手に入る世の中、反面その不便さを気づかないうちに押し付けられているのかもしれない。この本を読んで感じたこと。「パパラギ」や「モモ」をまた読んでみたくなった。

2018/06/13

タルシル📖ヨムノスキー

最近よく聞く〝スローライフ〟について書かれた本。この本を読んでまず感じたことは、自分は、「何をそんなに急いでいたんだろう」、「何に焦っていたんだろう」ということ。なんでも出来ること、早く出来ること、たくさん出来ることが凄い、偉い、正しいと子供の頃から教え込まれてきた。今更急に考え方や生き方は変えられないけど、ちゃんと休みを取って、ゆっくりご飯を食べて、おしゃべりして、のんびり散歩して、大好きな本を読んで…。まずは肩の力を抜いて、空を見上げて、深呼吸するところから始めてみよう。

2019/05/14

まちゃ

国語の先生のお勧めで読みました。モモのお話しは小さい時から好きでした。昔はただ読むだけでしたが文章ひとつひとつに説得力があり意識して読むとモモちゃんが話す単語自体は簡単な言葉だけれど深い意味が込められていたんだと再認識です。 モモと時間泥棒劇を小学校の学芸会で発表したことを思い出して懐かしんでいました。 よく、『もっとシャキッとしなさい』と言わるくらいスローでダラダラな私なせいか筆者の提案するスローライフ、好感です。

2017/07/09

takeapple

読み始めは、まあこんなものだろうと思っていた。忙しい世の中だから、ゆっくりって言いたいんだろうなあ、でも無理だよ、そんな机上の空論言ってもしかたないよと。しかし、ここに書いてあることをよ〜く噛みしめて読むと、成程、おっしゃるとおり、私が間違っていました、ハッハ〜とただひれ伏すのみです。自分にとっては、今年のNo.1は大げさでも片手に入るかな。ぜひ娘達に読ませたいなあ。

2010/07/29

しみそー

■個人的な生き方を超えて、政治的なことも書いている。■ちくまプリマー新書だから小難しい理論武装はほとんどない。けど、消費社会や効率社会を相対化する素朴な視点として、すっと頭に入ってきた。■この本を読んで完全に納得することなんてないけど、明日は散歩でもするか……そんなことを思った。

2019/06/21

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