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問題がモンダイなのだ (ちくまプリマー新書 50)

問題がモンダイなのだ (ちくまプリマー新書 50)

問題がモンダイなのだ (ちくまプリマー新書 50)

作家
山本貴光
吉川浩満
出版社
筑摩書房
発売日
2006-12-01
ISBN
9784480687524
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問題がモンダイなのだ (ちくまプリマー新書 50) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

ずっと前から考えていて、整理がついたのが、問題と課題。その問題にフォーカスした1冊。まず、言語化していただいてスッキリしたのが、「解答」と「解消」と「つくりかえ」。いわゆる腑に落ちたというやつ。そして、さらに踏み込んで、問題を作るに踏み出すという姿勢。以前に読んだ本のフレーズを想い出した「いい問いはいい答えにつながる」。そのとおりだ。

2023/02/01

さえきかずひこ

わたしたちは日々様々な問題に遭遇して悩むが、その問題の中で解決の困難なものは、問題そのものが成立する条件を問い直し、新たな問題として自由に作り変えてゆくことで、前に進んでゆけるのではないかと問いかける一冊。込み入った問題に思索をめぐらせて捉え直すことにより、選択の余地を広げようと読者を促している。

2018/04/08

毒ドーナツを食べたいな

「ひとが抱える様々な『問題』に果たして共通項はあるのか」を出発点にして「『問題』にどう取り組むか」へ着地する◆『問題』とは何かが分かれば反対に『問題がない状態』が分かる◆『問題』に(所与のルールを受け入れて)真正面から取り組むほかに、時間をズラす、高次の問題をターゲットにする、細かくする、あるいは低く設定し直すなど

2015/06/22

常磐条(ときわとおる)

問題とは向こうからやってきて人に不確定な状態を生じさせ、何らかの対応を迫る状況のこと。そこで問題を「解答」するか「解消」することで問題を解決する必要がある。解答は問題の強いる状況で答えを出すことだが、解消は問題の強いる状況そのものを疑ってかかる。すると一見解答不可能な問題も、解答可能な新しい問題に転換される。実はこの問題変換技術が物語のどんでん返しやスポーツのファンタジスタや数学のエレガントな解法の発見につながっている。さらに、あたりまえの中に問題を見つけ出す力がとても重要であるということ。

2013/08/25

帯長襷

問題は向こうからやってきて、人に不確定な状態を生じさせ、なんらかの対応を迫る。やっかいなのは自分の取り組みが適切なものだったかどうかは、問題が無問題に変化したあとでしかわからないこと。そうね。だからある程度想定できる方向性の問題へ対応できるよう車載道具を揃えておくのが「学校の勉強の意味」へのひとつの回答よね。そして、問題の根本を探って「問題を作り変えられる」人に感嘆する。(彼らが立てる問題に感心する、なぜそのような問いが立てられたのかと。)それはクリティカルシンキングと言われるものの一部と同じやね。

2024/06/20

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