音楽を「考える」 (ちくまプリマー新書 58)
音楽を「考える」 (ちくまプリマー新書 58) / 感想・レビュー
ミルチ
茂木さんも江村さんも頭良すぎて話が半分位しか理解出来なかった。(笑) ただ頭の中に鳴る音楽については脳科学的に説明つかないという話は面白かった。江村さんのお顔は最近お見かけしないと思ってたら、この出版直後にお亡くなりになっていた…。これからの音楽についてあんなに茂木さんと盛り上がっていたのに残念…言葉もありません。
2017/08/10
kuma suke
「音楽は崇め奉るものじゃなくて、生きることそのものなのだ」なるほど。
2014/05/10
torami
脳科学者と作曲家が音楽を題材に対談する本。 教育についての話が印象的。 子供向けではなく本物を鑑賞させる。 そして、「こういう芸術作品が世の中には存在している」ことを伝えることが大切だと話している。 科学や芸術、スポーツの魅力を、子ども扱いせずに伝えてあげることは確かに重要かもしれない。 英才教育という意味ではない。世界にあまねく興味深い題材をただ知ってもらうという意味がある。 こうした営為が子供たちの成長の可能性・多様性を広げていくのではないかと思った。
2017/03/08
パフちゃん@かのん変更
脳科学者の茂木氏は有名ですが、作曲家の江村哲二氏、名古屋工業大学大学院修了で作曲は独学で学び国際作曲コンクールで1位受賞の変わり種。 そういえば理系で音楽に堪能な人多いですね。 日本のクラシック人口は1%だとか。のだめが流行っても・・・・
2012/03/09
忽那惟次郎8世
早逝した作曲家 江村哲二と脳科学者 茂木健一郎の対談形式の音楽に関する本 内容的には茂木の発言の方が面白い 日本の音楽界の話で 日本では大御所の「いい」という天の声にみんななびいてしまい 批判が生まれないと江村が指摘する 全く同感する。 江村は朝日新聞で丸谷才一が連載していた「袖のボタン」という評論で丸谷が徹底的に小林秀雄を痛烈に批判していたことを例示し そういうことが日本の芸術界にもっと必要だと解く 文学や哲学の世界に比べ 音楽の正解で健全な批判精神が生まれないのは嘆かわしいことだと私は思う
2019/06/29
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