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かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書 128)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書 128)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書 128)

作家
万城目学
出版社
筑摩書房
発売日
2010-01-27
ISBN
9784480688262
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かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書 128) / 感想・レビュー

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kishikan

これはね、不思議ですよ。評価は分かれるでしょうが、僕は非常に気に入ってます。少なくとも「プリンセス・トヨトミ」よりるかに好きですね。かのこちゃんは、小学一年生。鹿の言葉が分かる?お父さんとお母さん、そして年老いた犬の玄三郎と一緒に暮らしている。そこにふらりとやってきた不思議な力を持つアカトラのメス猫。玄三郎といつも寄り添っているからマドレーヌと名付けた。かのこちゃんの家族、学校生活、そして近所や地域の猫たち、不思議で、可愛くて、そしてちょっぴり切ない物語。これは、ホルモー以上の驚き!万城目はやはりすごい。

2010/01/31

hiro

ホルモー、鹿男、トヨトミに比べると、関西から離れ?、内容(ホラ)も少し地味であるが、このような万城目ワールドもあるのだと知った作品だった。動物、子供、死、別れと泣ける要素がふんだんに盛り込まれていたが、それがくどくなく、さすがに直木賞候補になった作品だ。かのこちゃんのお父さんは鹿と話ができるということは、鹿男なのだろうか。やはり万城目ワールドはそれぞれの作品がどこかつながっているのだろうか。

2011/05/07

ヒロ@いつも心に太陽を!

「万城目先生よく観察してはるなぁ」と小学生のかのこちゃんたちの様子を「あ〜こんなんやったわ!」と微笑ましく読んでいたら、後半は玄三郎さんとマドレーヌ夫人の夫婦愛に涙腺をやられた。もう体力の限界が近い老犬が愛する妻のために吠えた一声に応えて、夫人を目的地まで導いた犬達の鳴き声。「だって、きみは僕の妻じゃないか」のくだり。涙が出た。素敵な話に出会えたことに感謝でゴザル!ちなみに小一の放課後「男子と女子どちらが難しい言葉を知ってるか」を争って「ウィンブルドン!」と自慢げに答えたの思い出した・・・懐かしい。

2010/05/26

takaC

素敵なお話だなぁ。コドモだけでなく大人でも普通に楽しめますね。

2010/05/22

たー

読み終わったときに、何だか暖かな気持ちになれる本です。私が小一の女の子を持つ猫好きということもあるかもしれませんが。

2010/08/29

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