友達がいないということ (ちくまプリマー新書 159)
友達がいないということ (ちくまプリマー新書 159) / 感想・レビュー
徒花
うーーん、まあまあかな。ガチで「友達がいない」と語る作家の著者による「人付きあい」のあれこれを書いたエッセー。友達がいないことを肯定的に受け止めているわけでもなく、かといって友達をつくる方法について述べているわけでもない。挙句の果てには「諦めるしかない」とまで書かれているので、基本的に読んでも救いはない。なかには著者に共感して楽しんで読める人もいるかもしれないが、ちょいちょい自分の気に入らない人のイチャモンが含まれるのでいい気持ちはしないし、学歴コンプレックスでもあるのかなと思われるところもある。
2023/02/27
コウメ
(;-ω-)ウーン微妙な感じ。タイトルから「人間関係」のことを教えてくれるかな〜って読んでみたけどほとんど何が言いたかったのかわからなかった。著者の学生時代の人間関係、「人間関係」に関する本の感想に近い本の紹介。これ!!っていうものをがなく、ダラダラと、、、
2019/11/26
harass
中高校生向けの新書のはずだがいつもの語りと違いがわからん。難意語に括弧で意味をつけていたぐらいか。友情についての、著者自身の経験や世界の文芸ものなどの創作や記録のエピソードが、脱線気味にサービス精神か思いつくままに語られていくのはいつもの著者。個人的に、友人同士のギャグがよくわからなかった著者が、深夜ラジオ『コサキン』でようやくギャグというものがわかったというのに笑ってしまった。あのシュールな番組のことをここで読むとはと。著者のファンならおすすめ。
2017/03/15
coaf
友達がいないということを堂々と公言出来る僕はまだ良い方なんだろう。内容は大分当てが外れた感じ。「友達がいないということ」というよりは、文学における友達のあり方とかに近いのではないか。あまりにもシニカルでニヒリスティックでこりゃあ確かに友達いないだろうなと思ってしまった。一冊通して著者の愚痴を聞かされたようであまり良い心地はしない。著者は東大生を性格の悪い奴と断言するが、僕の周りの東大生は性格が良い人が多いように思える。でも、東大生の性格の悪い部分というのは大体想像がつく。
2012/08/09
モリータ
友達がいないこと自体というより、主に学部後半〜修士あたりである種の友達がいないことに悩んでいた時期があったのだが、忘れてしまったからか本書の問題意識とは違うからか、あまりピンとこなかった。ただ、別れた恋人に全否定されるのはわかりやすい悩みだけど、友達に全否定される怖さというのはあるだろうなぁと(自分の場合に具体的にそういう恐れを持っているわけではないように思うが)。しかし阿部和重の「グランド・フィナーレ」は完全に読み飛ばしてるなぁ。
2017/01/07
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