つげ義春全集 5
つげ義春全集 5 / 感想・レビュー
gtn
改めて著者の代表的な作品群を読み、心打たれる。例えば「長八の宿」におけるジッちゃんと主人公の当意即妙な対話、宿の娘の可憐さ、頁全体に描いた富士の偉容等、太宰の富岳百景に勝るとも劣らない。精神的に追い詰められていても陽気な作品が描けると著者はうそぶくが、気力が充実していなければとても描けない。一つのヒントとして「ほんやら洞のべんさん」にもある信仰体験を挙げる。著者は"べんさん寄り"のようだが、当時何かしらの縁があり、影響を受けていたのではと憶測する。
2020/12/25
砂猫
「やなぎ屋主人」が好き
2020/06/23
トリバタケハルノブ
つげ義春の漫画はセリフの調子がとても良い。読んでいるのではなく、会話を聞いている感じがする。よく練られているなあといつも感心する。暗い作品が多いようでいて、根っこには独特のユーモアがある。
2010/09/09
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